先日紹介した、カザフスタンに9年住んでいるプロのバレーリーナのSEIKAさんが、3本目のカザフスタンの暴動についての動画をアップしました。
SEIKAさんの動画の概要
1月9日の状況
・インターネットは一日数時間しか使えない
・カザフスタンのテロにはアラブ系外国人が含まれている。イスラム過激派か?
・カザフ人ももちろん暴動に加担している。10代と思われる若者が多い。彼らはカザフフィアなどからお金をもらい、武器を与えられた。エナジードリンクを飲まされ、自分が凶暴化してしまいコントロールがきかなかった。
・ガスの値上げデモに便乗した武装勢力の攻撃だった。武装勢力は2万人ほどいた。
・最初はテロリストとは思わず、武力を使わないようにした。そのため政府機関や空港が襲撃された。
・世界各国から話し合いで解決するように言われたが、武器を持ち訓練されたテロリストや殺人鬼と話し合うことは無理。
・逃げて隠れているテロリストや関係者を全員見つけ出すと、トカエフ大統領が演説している。
SEIKAさんの動画の概要 続き
・海外では間違ったニュースが報道されているようだ。旦那さんの友人のアメリカ人からは、カザフスタンがロシア軍に占領されていると思っているメールが来た。
・ネットは遮断されているので、その情報が間違っていることをなかなか伝えられない。
・カザフスタンは海外の人たちが思っているよりずっと安定している。国を転覆させたいと思っているカザフ人は、ごくごく少数。
・アルマティは歴史がある街で、カザフ人は誇りに思って愛している。それを壊そうとするのは本当に一部のカザフ人でしかない。
・今は政府の情報を信じ、身の安全を守るために、家にいて平和を願っています。それしか今はできない。
・仕事先から本日(9日)連絡が来て、明日(10日)から仕事(バレーのリハーサルなど)が始まります。ということは、状況が安定してきたということだと思う。
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SEIKAさん、冷静に動画をアップしてくださってありがとうございます。
今までの動画を見て、現地の人の様子がよくわかり少し安心しました。
どうか早く安全な日常がもどりますように!
ツイッター上でも、SEIKAさんの意見と同じ見解の情報が多く見られます。
各国のyoutuberもそれぞれ意見をのべています。
アメリカ在住の HARANO TIMES 氏
・中国の経済が発展しカザフスタンに投資するようになった。一帯一路の計画でカザフスタンに対する経済侵略をしていった。
・一帯一路でカザフスタン政府の上層は潤ったが、カザフスタン国民は反中になっていった。
・ロシアはその中国を苦々しく思っていた。
・今回の暴動が来た時、中国は静観した。
・ロシアはトカエフ大統領の要請ですぐに最精鋭の軍隊を出した。プーチンにとってロシアの勢力を拡大する絶好のチャンスだった。
・ロシアは見返りに、中央アジアにおける石油・天然ガスの値段の決定権を与えられるのではないか?
・ロシアの影響力が増し、習近平の影響力が低下することが考えられる。
・トカエフ大統領はこの暴動を機に、権力を増した。ナザレバイエフ前大統領を失脚させた。ナザレバイエフ前大統領の側近だったカリム・マシモフは反逆罪で逮捕された。
そして最後にカナダ在住の カナダ人ニュース さん
・ロシアにとってカザフスタンは超重要な国
その理由は
1 カザフスタンの政情が不安定になると難民が発生し、ロシアに流れてくる可能性が大きい
2 カザフスタンにはロシア系のキリスト教徒は23%ほど住んでいる。イスラム系の民族主義者はキリスト教徒を嫌っている。現政権がつぶれるとロシア系キリスト教徒が危険な目に合う。
3 ロシアの宇宙関係施設の主要な場所がカザフスタンにある
4 ロシアのミサイル基地もカザフスタンにある
5 ウランは世界の40%がカザフスタンでとれる
暴動にアメリカの影がある
・ ロシアはハイブリッド戦争だと主張している
・ 欧米バックのNGOが過激な活動家を育成している
・ この暴動の目的は、新ロシア政権(現政権)を崩壊させること
・ 2014年、ウクライナで成功、シリア、ベラルーシは失敗
・NED(全米民主主義基金)がカザフスタンの過激活動家に1億円を支援していいた
この団体はCIAのフロント団体と言われている。1991年この組織の代表は「我々がやっていることは25年前にCIAが行っていたことだ。」と述べている。
・バイデンと息子のハンターバイデンは、逮捕されたカリム・マシモフのビジネスパートナーだった
気になる生物兵器についての報道がロシアでされたそうΣ(・□・;)
えっ?
これが本当なら大変なことになる Σ(・□・;)
カザフスタンについて驚きべき情報が次から次へと出てきます。
とにかくここは地政学上も、政治上も、重要な国であるので、今後も目が離せません。
それにしても、ディマシュ クダイゲルゲン(Dimash Qudaibergen)のファンにならなかったら、カザフスタンについてこんなに調べたりしなかった(笑)
私にいろいろ勉強させてくれてありがとう!
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