2018年あけてすぐ乳がんが発覚しました。
2018年3月、左乳房全摘、その後、抗がん剤のEC療法4クルーをして、ホルモン療法5年の予定でした。
しかし、ホルモン剤の副作用がしんどくて、先日、3年ちょっと前で断薬しました。
乳がんがわかったとき、食生活やら、生活習慣やら見直しました。
糖質制限 まずはやめた悪魔の白い粉
目次
私が治療している平鹿病院では、食事は普通にとっていいと言われました。標準治療をしている病院では、食べ物の制限などをしているところはほとんどないようです。
なので私もあまり神経質にならずにバランスよく食べることを心がけてきました。
でも標準治療をしている所でも、ちょっとこれは気をつけた方がいいよ、と先生たちが言っていることがあります。それは、飽食が健康を蝕んでいる ということです。
平鹿病院で進められた本の、日本乳癌学会「患者さんのための乳がん診療ガイドライン」という本にも
肥満は乳がん発症のリスクを確実に高めます
と書いてあります(泣)
私はぽっちゃり体形です。甘いお菓子や白い炊き立てごはんが大好きです。ご飯をちゃんと食べても、甘いものは別腹で食べられます。
ガン細胞の大好物は糖分。正常細胞の18倍もの勢いで糖分を吸収し成長する
と他の本のどこかに書いてありました。私は甘いものをたくさん食べて、せっせとがん細胞にエサを与えていたのだわ!
悪魔の白い粉、それは砂糖です!
1日1000カロリー以下に抑えれば、癌細胞はとりあえず成長はしないというアメリカの論文もあるそう。砂糖と炭水化物を控え、がんを兵糧攻めにしてこれ以上増えないようにすることが大事ということです。
そして、砂糖は「砂糖依存症」を作り出すというではありませんか!
糖質制限 砂糖依存症になるからくり
甘いものを食べると、消化酵素で分解されたブドウ糖で体内の血糖値が上昇します。特に空腹時に砂糖を摂取すると血糖値が急激に上昇します。
その結果、血糖値を下げるためにインスリンが一度に大量に分泌されて血糖値が急低下し、低血糖状態を引き起こします。
体内が低血糖状態になると、脳が「空腹だ!」と勘違いし「甘いものを取れ! 」と命令を出してしまうのです。このため、空腹でないのに繰り返し砂糖を欲するようになります。
また、砂糖をとると脳の中でドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンなどの脳内神経伝達物質が分泌されます。これらは、人に幸福感や癒やしを与える麻薬のような性質を持っています。
身体が疲れたときや、ストレスを感じるたびに甘いものを食べて幸福感や癒しを得るようになると、この快感がクセになり、やがては「砂糖を取ることは幸せになること」と無意識に脳が感じるようになってしまいます。快感を得るために砂糖を摂る、この状態に陥るのが砂糖依存症です。
思い当たります。イヤなことがあれば、やけ食い、やけ飲みをします(泣) そして私も、甘いものを食べるとしあわせを感じます!!
糖質制限 砂糖を摂り過ぎることの弊害
砂糖を多く摂取すると肥満や糖尿病になると言われていますが、その他にもいろいろな害があります。
糖質は消化される際ににブドウ糖になり、これが代謝機能に働きかけることでエネルギー源に変わります。この消化の際に必要なのが、カルシウム、ビタミンB群などの栄養素です。
カルシウム、ビタミンB群は、体温の維持や食べ物の消化、脳の働きなどに重要な働きをしています。
甘いものをたくさん食べるということは、体内でそれだけの糖分を消化するために、ビタミンB群やカルシウムも大量に必要になってきます。砂糖をたくさんとったためにビタミンB群やカルシウムが不足すると、身体に悪影響が及び、様々な弊害が起こるのです。
そして、つぎのようなことがおこるらしい!!
・血液の酸化、糖化
・虫歯、骨粗鬆症
・鬱やパニック障害など精神的疾患
・頭痛や記憶障害
・ガン、生活習慣病
・血管を痛める
・集中力、記憶力の低下
・短気、イライラ、攻撃的
・老化や肌荒れ
・むくみ、疲労感
・ウイルスに弱くなる
・冷え性
おそろしい~~~
糖質制限 老化を進行させる「糖化」
糖化とは、いわゆる体の中で糖が蓄積された状態のことです。
糖分を摂取しすぎると余分な糖が身体の中でタンパク質と結びつき、そのタンパク質が変性してAGEs(糖化最終生成物)という名の老化物質を生成します。
老化物質であるAGEsは分解されにくいだけではなく、肌や髪、骨など全身に蓄積し、老化を進行させます。
砂糖はやめました!!
がんに毎日エサをあげるのをやめました!!
糖質制限 見えないところにも砂糖は使われている
直接的に白い粉の状態の砂糖のほか、お菓子にももちろん入っています。自分が料理する時には、砂糖を入れるのをやめました。
砂糖は、意外なところにも入っています。調味料にも、ケチャップ、みりん風味、ソースなどなど。
それから、飲料。缶ジュース、缶コーヒーはじめ、スポーツドリンクにも入っています。
そして、わが実家の場合はもうひとつ気をつけなければならないもの、それは漬物です。母は、無類の漬物好きです。毎食、ごはんと味噌汁と漬物がないとだめです。
母が漬物をつけるのを見たとき、ものすごい量の砂糖をいれるのでびっくりしたことがあります。ついつい箸が伸びてしまうのでこちらも要注意です。
糖質制限 アルコールも要注意
私はお酒、大好きです。
ビール、ワイン、焼酎、日本酒など、どれでもいける。
昨年の秋、左胸の嚢胞が見つかるまで、ほとんど毎日のように飲んでいました。
毎日、深夜までパソコンに向かい、興奮した視神経などを落ち着かせるために、焼酎のお湯割りとか1~2杯飲んで眠るという日々でした。
日本乳癌学会「患者さんのための乳がん診療ガイドライン」には、はっきりと、
アルコール飲料の摂取により、乳がん発症リスクが高くなることはほぼ確実です。
と書いてあります(涙)
治療が落ち着くまでやめていました。
3年たった今は、糖質が入っていない焼酎の水割りなど、1日1杯くらい飲んでいます。
病院の先生も、肉親も誰も食事や生活の制限をしろとは言いません。だけど、私はばあちゃんを見送るまで元気でいなくちゃいけない。自主的にやります。
ふだんの日常の生活では
・ 早寝早起きする
・ 砂糖はとらない
・ お菓子は食べない
・ 穀物は食べない
これを、あんまり厳密にではなく、ゆる~く続けています。
お祝い事とか、おめでたい日は中止しちゃいます。きっちりできたらすごいけど、厳密すぎると挫折しちゃうから。
これを続けていたら思わぬ副産物が!
一時は10キロ痩せました。
抗がん剤の治療のあたりかな。
それから徐々にもとにもどって、今は5キロリバウンド。
それでも病気の前より5キロマイナスです。
これは、これからもゆる~く続けていくつもりです!
トップはこちら
にほんブログ村
コメントを残す