今日はその続きです。
蛇の崎橋を渡り、横手川ぞいの遊歩道を歩きます。
鐘楼堂です。
この近くになると、自動的にイヤホンから鐘の音が聞こえてきて、説明が流れます。
そしていよいよ山道に入ります。
横手城を目指します。
結構、急な坂道です。
なんと「クマに注意!」の看板が Σ(・□・;)
そういえば、数年前、横手城南高校のお庭にもクマが出没してニュースになっていました!
横手城七曲りと言われる階段、日ごろ運動不足の私にはきつい階段でした。
息をきらしてやっと頂上へ。
紅葉が奇麗です。
横手城。
間近で見たのは本当に何十年ぶりです!
お城から城下を見下ろします。
本当に横手は「山と川のある町」です。
雲がなければ鳥海山も見えるはず。
でも、銀杏の美しい黄色が見れたわ 💖
景色を楽しみながら、ベンチに腰かけてしばしの休憩です。
山を下り、また横手川にそってしばらく歩きます。
もう、冬囲いがされていました。
ここは文豪の石坂洋次郎が住んでいた家。
小説家として名をはぜる前は、わが横手高校で教師を13年していたのです。
少し山側の道にはいります。
ここは閑静な住宅地。昔は位の高い武士が住んでいたのか?
そしてたどりついたのが旧片岡家。
りっぱな門構え。
玄関も風情があります。
お庭が素晴らしい♬
家の中は中庭を挟んで和室がずらっと並んでいます。
このお宅にも内蔵がありました。
今日はここで書道展が開催されていました。
この蔵の二階。
梁に使われている太い木をご覧ください Σ(・□・;)
クレーン車もブルドーザーもない時代、どうやって建築したのでしょう!
昔の棟梁の技術には驚かされることばかりです。
そしてそれを大切に使い、後世に残した家族。
片岡家は、羽後交通や美酒爛漫の社長を務めた家柄で、国家議員も排出している横手の名家。
この立派な家・屋敷を維持するのは、並大抵のことではなかったと思います。
この素晴らしい文化を残してくださってありがとうございます。
お屋敷の外側の道です。
この辺りは羽黒町というそうです。
紅葉が美しい。
その昔、この道を通って武士がお城山へ登っていったのでしょうか?
横手の武士は槍の名手が多かったそうです。
この道を武家の子どもたちが槍の道場へ通って、心身を鍛錬していたのでしょうか?
この道を美しい奥方様が歩いていたのでしょうか?
本当に風情のある通りです。
さて、上の橋を渡って庶民が住む街へ。
ここはお菓子屋さんの かぶき屋本店。
クーポンが使えたので、あっぱれだんご を5個半額で買う事ができました。
むかしお殿様に団子をさし上げたら「あっぱれじゃ!」と褒められたそうで、あっぱれだんごと言う名前になったそうな。
これは婆ちゃんへのお土産に♬
次はこうじ庵。
むかし麹屋だったそうです。
昔の作りのままの姿がのこされている建物です。
ここ横手は、発酵食品の麹、味噌などを利用した食文化があるところ。
地元の私たちにとって当たり前のことだけど、これが今、健康によいということで見直されているのだとか。
ここは佐藤儀右衛門商店です。
この前で、朝市が行われていたのです。
最後は「あばだらけ」という農家の直売所。
「あばだらけ」とは、お母さんがいっぱいいるという意味です。
農家の女将さんたちが作った農作物を持ち寄って運営しているお店です。
ここではなすの漬物を買いました。
ここでもクーポンが使え、りんごがもらえました。
りんごか「サキホコレ」かの選択でしたが、我が家は米農家(笑)
当然りんごです。
これでほぼ体験ツアーのルートに入っている場所を回りました。
かまくら館へ帰りついたのが11時半。ちょうど2時間かかりました。
旧日新館と、本多上野介墓碑は、遠いので行くのをあきらめました。
他はほど回りました。
一番に心をひかれたのは、旧片岡家でした。
この風情のある立派なお宅を保存してくれていて、ありがとうございました。
今回このイベントに参加して、いかに普段、地元に興味を持って生きてこなかったということがわかりました。
本当に秋田県は平和で良い所です。
空気もおいしいし、水も豊かだし、食べ物はおいしい。
人々はおっとりしているし、争いごとも少ない。
その上、こんな文化も残っているのです。
これからは、もっと地元に自信をもって生きていきたい。
そしてもっと歴史にも文化にも興味をもって生きていきます。
またいろいろなイベントをみつけたら参加したいです。
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