屋久島観光レポート 屋久島をぐるっと巡る1日バスツアー その2 ヤクスギランド

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屋久島観光レポート 屋久島をぐるっと巡る1日バスツアー その2 ヤクスギランド

バスツアーの午後からはヤクスギランドと紀元杉の見学です。

屋久島をぐるっと巡る1日バスツアー その1 はこちら

屋久杉ランドは、私が泊まっている屋久島グリーンホテルがある安房(あんぼう)から15㎞ほど。標高1000mに広がる自然休養林です。

登山の装備がない観光客でも自然林を歩けるように、遊歩道が整備されています。

体力に合わせて、30分、50分、80分、150分、210分コースがあります。

80分以上のコースは登山靴などが必要だそうです。このバスツアーでは50分コースを回ることになっていました。

私の想像では、運転手さんはバスで待っていて「勝手に歩いてきてください。」と言うだろうと思っていました。ところがなんと、運転手さんも一緒に歩いて説明してくださいました Σ(・□・;)

混んでいるときには行列ができるのだろうけど、この日は私たちのほか若い女性一人とすれちがっただけ。ヤクスギランドも貸し切りでした。

入口です。

森林環境整備推進協力金として、ここで500円を払います。

各コースの説明

屋久島は杉が何といっても素晴らしいのですが、コケも凄い!

世界に2万種類ほどあるコケのうち、2000種類が屋久島にあるのだそうです。

さっそく横たわる杉の上を覆うコケ。

そしてその中から杉の子どもが生えてきている!

コケの中に可憐な白い花が咲いていました。

名前を聞いたけど忘れちゃった (≧▽≦)

この花が咲くと、もうすぐ屋久島も暖かくなるのだそうです。

これは切った切り株の上に他の木が生えてきて育っているもの。

神木として切られることがなかった屋久杉ですが、江戸時代から伐採が始まりました。

標高1000mほどのここでも伐採され、この場で 60㎝x10㎝くらいの薄い板に加工されました。これは屋根の瓦として使われたそうです。屋久杉は油分が多いため瓦に適していたそうです。

今ではここまで車で登ってこれるけど、その当時はその板を背負って下までおろしたのですよね Σ(・□・;)

私たちからは想像もつかない厳しさです!

この公園の中に川が流れています。

水が透き通っています。

この島は本当に水が豊富で透き通っています。

これも木や自然が豊かだからですね!

岩肌からも何本も小さな滝がちょろちょろ流れていました。

雨が多く、木々が豊富で、保水力があるからですね。

コケの美しさ、神秘さに驚かされます。

水滴がしたたり落ち、呼吸をしているのがわかります。

苔玉がいま人気だそうですが、小宇宙を見ているような気持ちになるのでしょうね ♬

木々やコケや植物が浄化してくれた空気を吸って、自分の体もリフレッシュされた気がします。

こちらは樹齢1800年と言われる仏陀杉。

わが秋田県では秋田杉が有名。

秋田杉は50mくらいの樹高があるものもあります。屋久杉は背はそれほど高くない。でも樹齢がみんなすごいです。

神木として江戸時代以前は伐採されなかったのと、標高の高い険しい山にあったせいでしょうか。

こちらは切った株の上に2本生えてきたもの!

すごい生命力です。

上を見上げると杉以外の広葉樹から木漏れ日が。ゆたかな森です。

こちらはくぐり杉

実際にこの下を通って歩きました。

吊り橋が何本もありました。

下を流れる川は、本当に澄んでいます。

底の石が見えるのがわかりますか?

苔類、シダ類の多さには驚きます。

この日はバスツアーでみんなについて行かなければならなかったので、ゆっくり観察ができませんでした。

もしまた行けるのなら、もう少し暖かい時期にゆっくり時間をとってコケ類の観察などもしたいです。

・・・・・・・・・・・・

さて、この日最後の見学は「紀元杉」

ヤクスギランドから車で10分くらい上ったところにあります。

車で見に行ける最も大きな屋久杉だそうです。

登山をしなければ見ることができない縄文杉にも引けをとらない大きさだそうです。

この杉の周りをぐるりと回る遊歩道が整備されています。

私の下手な画像では凄さが伝わらないのが悲しいです。

推定樹齢3000年 Σ(・□・;)

まさに杉の神様が宿っているような迫力です。

そのころ日本ではまだ縄文時代ですよね!

大和朝廷ができたり、卑弥呼が現れたり、貴族の時代も、武士の時代も、そして現代も、ずっと見続けてきたのですね!

すべての真実を知っているのでしょう!

この屋久島の森には本当に精霊が宿っている気がしました。

最終日の明日はカヤックに挑戦します。

続く

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