久しぶりに感動しました。
涙が出ました。
こんないい話がこの地球上であったのですね。
私はなんて無知だったのか、そして心がすさんでいたのか、考えずにはいられませんでした。
北村弁護士のYouTubeは、昨日まで3話がアップされました。
ぜひぜひ見てください!
お忙しい人のために、概要だけここに書きますね。
北村弁護士は、門田隆将氏の本を読みました。『日本、遥かなり』という本です。
この本にもとずいて、北村弁護士は話を進めていきます。
1話
1890年、伊豆の串本というところで、トルコのエルトゥール号という船が遭難しました。
その時、串本の漁師たちは、全力で生存者を助けました。その時、どれほど誠心誠意を尽くしたかも、北村先生はYouTubeで話しています。
当時の漁師の主食は芋。白米は正月しか食べられなかった。その白米もトルコ人の救護のために食べさせました。
トルコでは、この日本人の行動にものすごく感謝しました。子どもの教科書にものせ、後世に語り継ぎました。
トルコが親日国だということは、ここからきているのです。
2話
エルトゥール号の遭難事件から95年たった1985年、イランのテヘランでの出来事についてのお話です。
この時、イランとイラクは戦争をしていました。
イランのテヘランには、日本の商社や大手企業の社員など、家族連れでたくさん住んでいました。
イランへ日本人が赴任してくると、イランの日本大使館の高橋雅二公使は、こんな注意をしていました。
「今、この国は戦争をしている。いつ何が起こるかわからない。もし何かあっても、日本からは助けに来ないから、準備をしておくように。」
その準備とは、
① 年に一度、家族分の航空チケットを買い、キャンセルする。そうしておくことで1年間このチケットが有効になるから。
② 銀行が閉まるから、ある程度の現金を手元に置くように。
③ 荷物をまとめておく。
でした。
なぜ日本から助けに来ないのか?
それは、日本は憲法上の制約があって、自衛隊は海外へは出れないからでした。
そんな中、ついに事件が起こります。
1985年3月12日、夜中にテヘランの市内へイラクからの攻撃がありました。
これをうけ、サダムフセインは3月17日「48時間後に、イラン上空を戦争空域にする。」と発表したのです。
どういうことか?
これはイランの上空を飛ぶ飛行機は、民間機であろうとすべて打ち落とす! ということです。
つまり、この48時間を逃せば、テヘランから脱出できないということです!
3話
トルコの伊藤忠商事に、当時、森永尭(たかし)氏という所長がいました。彼は、トルコの首相を動かした男と言われています。
2話の事件が起きて、日本の伊藤忠商事から、彼に連絡が入りました。
「日本人を助けるために、トルコ航空の飛行機を飛ばしてくれ!」と Σ(・□・;)
森永氏は、トルコのオザル首相と長年の付き合いがあったのです。オザル氏が民間人だった頃から、トルコで農業用トラクターを作ろうと、共に働いてきた仲間でした。
森永氏は、彼を家に招いて、奥さんの日本料理でしょっちゅうおもてなしをしていたのです。
事件が起きて森永氏は、オザル首相に電話しました。そして、まず第一声で、
「助けてください!」でした。
そして「日本からだと遠すぎて、警告の時間まで間に合わない。」
これは実は嘘ですね。第2話で言ったように、自衛隊は国外に出れないからなのです!
オザル首相は、日本人を助けるために、トルコ航空の飛行機を出してくれたのです!
しかも、トルコの戦闘機が、トルコ航空のこの飛行機がイラクの上空をぬけるまで、左右について護衛してくれたのです。
そして、日本人は全員、無事にトルコに着きました。
森永氏は、日本人に一切、自分の手柄を話しませんでした。
この後の話が感動的です!
トルコ航空の機長も、CAももちろん民間人。なのに自ら進んで危険な任務を受けてくれたのです。機長は「日本人を助けるチャンスだと思った!」と言いました。
それから25年たった2010年、日本トルコ友情コンサートがありました。このとき、機長やCAも来ました。そのうちの一人のCAが言いました。
「実はあの時、私は妊娠していました。そのあとに生まれたのがこの子です。あの時、私は妊娠していることを、夫にも会社にも言いませんでした。言うと止められると思ったからです。私は、日本に大昔の恩を返したかった。日本人を助けられて誇りに思います。」
私は、この話を聞いて胸がいっぱいになりました。
私が思ったことは、北村弁護士と同じです。
まず、このふざけた日本の状況をなんとかしなくてはいけない。日本の国民を救うために何も手出しできない憲法。これを変えないと話にならない。今はこの当時より自衛隊は海外へ出れるようになったけど、根本的に何も変わっていない。
そして、自分たちの血を流すとこはせず、アメリカが助けに来てくれるという甘えた精神を変えなくては。自分の国は自分で守れるようにならなくては。
さらに、今、世界で困っている人々、台湾、香港、ウイグル!
そういう人達にできることしなくては。今日本ができることをすれば、きっと後世、かえってくるはずです。
どうか、北村弁護士の動画を見てくださいね!
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