英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法 を読みました。
どうしてこの本を見つけたかというと、私のような英語初心者にちょうどいい英語の勉強法はないものかと youtube をあさっていた時に、新井リオさんの動画を見つけたのです。
なに? この英語ペラペラのお兄ちゃんは Σ(・□・;)
ええ?
留学もしていいないのに、こんなにペラペラに英語が話せるの?
この本、買わなくちゃ。
ポチッ !
英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法 読破 感想 レビュー
目次
というわけで、さっそくアマゾンからこの本が届きました。
独自の英語の勉強法には、ほほぅ、と目からうろこでした。
そしてもう一つ感心したことは、英語の先にあるものを考え行動するということです。英語 × スキル(彼の場合はデザイン)で、カナダでデザイナー(イラストレーター)で生計を立てるという目標を立てたという事でした。
英語が話せるようになるという事は、彼にとっては最終目標ではなく途中経過のひとつなのです。英語は、単なるツールのひとつでしかないのです。
英語の勉強が続かない人には、最終目標の「英語を使って◯◯がしたい」がないからです。
英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法 著者 新井リオ とはどんな人?
アマゾンの著者紹介を見ると、
新井リオ(あらい・りお)
Designer / Illustrator 1994年生まれ。立教大学社会学部卒。19歳から独学で英語とデザインを学ぶ。2016年カナダに渡り、フリーランスデザイナーに。Sony Music Shop / TOWER RECORDS / ヴィレッジヴァンガードとのコラボグッズ、雑誌WIRED / EYESCREAM web連載イラスト提供など。「英語日記」による勉強法をつづったブログが、約2年にわたり「英語 独学」Google検索1位(累計300万PV)を記録。ロックバンドPENs+のボーカルとして、2012年に日比谷野音で開催された閃光ライオットに出場。
とあります。
彼は大学時代にバンド活動をして、20歳の時にカナダツアーを敢行し成功させます。
その後、大学で勉強しながら独自の工夫をこらした独学で英語を習得。2016年(22歳の時)に「カナダでデザイナーになる」という目標を掲げてカナダ(トロント)に渡ります。
カナダに渡った彼は、語学学校に通うことなく更に工夫を重ね、現地でいろいろな経験を重ねてさらに英語力を向上させます。
また、英語と同時にデザインのスキルも独学で身につけ、徐々にデザインの仕事をするようになります。そして、彼はカナダでデザイナーになるという夢を果たしたのです。
その後、トロントから最も好きな街であるモントリオールに移住。23歳にして、流暢に英語を話し、最終的に英語×デザインで活躍するデザイナーとして仕事をすることができたのです。
帰国して「英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法」を出版。
この若さ(現在25歳)と行動力、すばらしいです!!
英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法 英語を話せる定義とは?
この本の中で、彼が英語を話せる定義を決めていた。それが、
「 いま言いたいオリジナル英語のフレーズが瞬時に出てくること 」です。
「 いつか自分が言うであろう英語フレーズ 」を、先回りして知っていなければならないんだ、ということに気が付き、
この先、どんなことを英語で話すんだろう? と考えた結果、今日おきた出来事や、今日いだいた感情がはなせればいい! と気がついたのだそうです。
これって日記だ!
それから独自の英語勉強法を工夫していったのです。
英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法 実際に彼がやった勉強法
ひとことでまとめると次のよう流れです。
・ 自然な日本語で日記を書く
・ この中で特に言いたい一言をピックアップする
・ それを英文にかえる
・ その文が自然な英語かどうか、オンライン英会話で添削してもらう
・ 何度もくり返し口に出して練習する
なるほど!
日常会話をするときに、受験勉強にでてくるような、むずかしい単語は出てきません。簡単な単語で、いかに自然に話せるかが重要なのです。
彼は、この勉強法で英語を習得するために、オンライン英会話のほか、いろいろなツールを使いこなします。
気になっていた点は、Lineの使い方。
Lineといっても誰かと交流するわけでもなく、ひとりLineの使い方です。
Lineを単語帳として使っていたのです!
ツイッターでは、会話を検索して例文をさがしていました。
スマホでは、Siri を使って発音を矯正していました。
スマホの音声読み上げ機能を使って英語で独り言を言って練習していました。
さすがに若者です。文明の利器を使いこなしています。
英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法 正しい努力の方法と方向性を教えてくれる
やりたい事の見つけ方は、なんでもいいから1か月ほど、初心者用の勉強をしてみること。そして、その中で楽しいとか、わくわくするものを深めていけばいい。
それを 英語 × 何か にあてて考えてみればよさそうです。
この方法は、これから何かを探そうとしている若い人にはもちろん、一線を退いてこれからやる事を見つけたい私たちシニアにも当てはまります。
英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法 英語習得だけではなく、あらゆる物事に通じる「目標達成の本質」が書かれた本
この本の中で彼は「自分の海外生活にタイトルをつける」と書いてあります。
たとえとして、
・いつか海外のカフェで働いてみたい
いつっていつ?
海外ってどこ?
カフェで働くって、具体的には?
となります。
でも、海外生活にタイトルを付けた場合
・ オーストラリアの○○カフェでバリスタとして働き、海外のカフェで働くための専門知識を英語でマスターする海外生活2020
日本にいるうちから英語の履歴書を準備する
オンライン英会話で面接の趣味レーションをする
カフェで働いた時に言いそうな接客フレーズを瞬時に言えるレベルにしておく
というように具体的にする事がわかってきます。
これは英語の勉強だけではなく、人生のすべての目標達成に通じる事です。
新井リオの素敵な生き方
日本に帰って来た彼は、インスタグラムに自分で書いたイラストをのせ、英語日記を発表しつずけます。
これによって、自分のデザインイラストを営業する事になり、しかも「日記勉強法」を浸透させることになるからです。
これを毎日続け、作品のクオリティを高めていった結果、いろいろな国から仕事をもらう事ができるようになったのだそうです。
ひとたび英語でTwitter Google Youtube Instagram などを使えば、アメリカ人やイギリス人が見ている景色と全く同じ景色を見る事ができるのです。
そして、自分がもがいて来たすべての経験が「多くの悩める日本人を救うためにあった」気がしてきたと言います。
さらに彼は、
考えてみれば、仕事とは「人を救うこと」ではないだろうか?
フリーランス的な働き方をしていると身に染みて感じるが、お金とは、労働時間の対価によって渡されるものでは決してない。
「自分が人を救った度合いが、お金という形で戻ってくることがある」だけなのだと思う。
たからこそ、どう働けばいいかわからなくなったら「どうしたらお金が稼げるか」ではなく「自分は何で人を救えるか」を考えてみる。
といっています。
25歳にして、人生の極意をつかんでいます!!
彼は今年から、デザインやイラストを独自の方法で表現する「グラフィックアーティスト」として、ヨーロッパで挑戦するそうです。
彼ならだいじょうぶ、大活躍できます!
62歳の私ですが、この若者の本から大きな学びを得ました。
62歳の誕生日の時に「はろー」と「さんきゅー」しか言えなかった私がオンライン英会話で勉強を始めました。
2021年の3月に大好きなシンガー ディマシュ クダイゲルゲン のチェコでのコンサートに一人で出かけるために英語の勉強を始めました。コンサート前日には、世界中の彼のファンが集まってプレパーティがあります。その時に英語でみんなと会話がしたいのです。
その後は、世界中をシニア女子? が一人旅し、その楽しさをみんなに届けることをしたいと夢見ています。
もうこの年で英会話なんてできるようになるわけがない、とあきらめかけているシニアのみなさんの希望になれるよう、がんばります!
とても勇気をいただけた本です!
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