今日の秋田県はフェーン現象で異常に暑かったです。なんと37度にもなりました。
80代のわが母は、毎日、口を酸っぱくして言っているのに、自分から水を飲もうとしない!! 困ったものです。
高齢者は自分でのどが渇いている自覚がない
外から帰った時にも、お風呂から出た時にも、まったく自分から水を飲もうとしません。
「ばあちゃん、水飲んでね。」と言っても、
「だって飲みたくないもん。のどが渇いてないもん。」と言うのです。
最初は、やさしく「毎日のように朝から晩まで、のどが渇いたと思う前から水分を補給してくださいって、テレビでも言っているでしょう。」 と諭してましたがまったく改善しない(涙)
もう強制的に 「水飲んで(怒)」です。
外から帰った時、お風呂から出た時には、コップに麦茶やポカリを入れて手渡します。
それでも飲むのを忘れて、テーブルの上に放置していたりするので、飲んだのをチェックしなければなりません。
コーヒーもビールも水分補給にはならない
ばあちゃんはコーヒーが大好きで、一日3杯は飲みます。
でも、コーヒーは水分を補給したことにはなりません。お医者さんでも毎回いわれるのですが、毎回忘れます。
「水分とった?」と聞くと、「コーヒー飲んだよ。」というのです。
「だ・か・ら (怒) コーヒーは水分ではないんだよ。後藤先生(主治医)も言ってたでしょう!」
「そうだっけ?」 毎日、これの繰り返しです。
そして、朝、「昨夜、足がつって熟睡できなかった。」と言うのです。
「水分不足だと足がつるんだよ!」 と言っても、毎回忘れています。
もうどうしようもない・・・・・
世の中のお年寄りが熱中症で亡くなるのがわかります。
畑仕事が生きがい
ウチのばあちゃんの場合は、畑仕事が生きがいです。おかげで私たちは、おいしい野菜が食べられるのですが、暑さに気がつかないまま働くので、気が気ではありません。
人参の種をまく時期を度忘れしたり、仕事の手順を忘れていたり、だいぶボケてはきたけど、野菜の生育管理はまだまだ大したものです。
体力がなくなってしまったので、土を耕すなどの重労働は息子や私が手伝いますが、とにかく夏の間は外に出るのが何より楽しいらしいのです。
でもこれが危険です。なぜなら気候が昔とはまったく変わってしまったからです。
気候が昔とは変わってしまった
私が子供頃の秋田県は、年間で30度を超えるのは数日でした。
今は、30度なんて普通に超えます。今日のように37度にだってなります。
それなのに、今日もばあちゃんは外へ行こうとする!! 外へ行こうとした時点でもう30度以上でした。
「今日はフェーン現象で気温が高くなるから、やめた方がいいよ。」と言っても、
「水をやるだけだから。」と人の言うことを聞かない(怒)
案の定、外へ出たら野菜のいろいろなことが気になって戻ってきません。そのうち見えなくなったので、倒れているんじゃないかと心配になって、35度の中探しに行きましたよ。
ばあちゃんは無事でしたが、さすがに「もう家に入って(怒) こんな日に外へ出て熱中症で死んだら、いい笑いものだよ!」 と言って手をひいて連れ帰りました。
そして、強制的にポカリを飲ませました。
ちょっと私が自分の部屋へ行って、仕事をしてもどってきたら、ばあちゃんは横になって眠っていました。ほんの5分もたたない間に眠るなんて、熱中症の1歩手前だったのでしょう。しかも、扇風機もつけていませんでした。
扇風機をつけると、「いらないよ、もったいない!」です。
このことば、熱中症で亡くなる高齢者の決まり文句です。
同居の家族がいなければ、とっくに命を落としていた
今回もそうだけど、家族が気をつけてあげないと、高齢者はまったく自分では対策がとれません。
テレビでいくら言っても、それが自分のことだと理解できないのです。
ああぁ、私もあと20年もしたら、ああなると思うと絶望感に包まれます。
「寝る前にも水を飲んでから寝てね。ペットボトルに水を入れて枕元に置いておいてね。」と言っているのですが、自分からすすんでやったことがありません。
今夜もチェックしなかったから、たぶん、水飲まないで寝たんだろうな・・・・・
死ぬのは勝手だけど、世間では、
「娘が同居していたのにね。虐待でもしてたんじゃないの? 」 ということになるよね(涙)
大変なのは私ですよ~~~ これでも私、がん患者です。ばあちゃん、少しはいたわってよ!!
高齢者の熱中症対策、今後ますます大変になります。
なにかよい方法があったら、誰かおしえてください。
以上、わが家のばあちゃんの愚痴でした(笑)
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