朝ドラの「おかえりモネ」が終わりました。
妹のみぃちゃんは、3.11の震災の日、認知症のおばあちゃんを置いて一人で逃げた事をずっと心の奥にしまい込んで、一人苦しんでいました。
みぃちゃん、あなたはまちがっていない!
みぃちゃん、あなたは悪くない!
それは当然です!
人間、最後は自分の命を守るようにインプットされてこの世に送り込まれています!
動けないおばあさんを守ろうとして、若い自分の未来を犠牲にするのは間違っている。
私の親なんて、40度の熱を出して寝込んでいた10歳の私をおいて逃げましたよ!
今から50年以上前、十勝沖地震がありました。何人か死者が出ました。うちの前の家も一部が倒壊しました。結構大きな地震でした。
親が私を忘れて逃げたのは、その地震の時の話です。
私の存在さえ気がつかずに逃げたのです。彼らの意識の中に私はいなかった。
私は10歳にして悟った!
人間、自分以外は誰も頼れないと!
その後、私はひねくれて育ったとか、不良になったとか、そんなことはありません。
普通に大きくなって、普通に生活してきました。
でも、どこか冷めたところがあって、
「人生なんてこんなものさ!」 とすぐにあきらめてしまうようなところがある。
そしてこの年になって、あの時は自分ではわからなかったけど、自分の奥の深いところまで傷ついていたんだなってわかる。
さらにさらにショックだったことは、数年前、母にあの日の事をはなしたら、全く覚えてなかったこと Σ(・□・;)
私の心は、さらに深い悟りを開いたよ ((´∀`*))ヶラヶラ
そんな母のために、私は主人を単身で東京に残して、田舎へ帰ってきている。
なんかな~~~、そう思うのだけど、これも私の人生か。
これも私が選んだ道。
そんな母を捨てられない。
半分ボケた母を見て、あの地震の時に私が母の立場だったら、やっぱり子どもの事は眼中になく、我先に逃げたんだろうなと思う。
人間って、そういう風に仕組まれてこの世に送り込まれている。
これが無常っていうものか。
人生にはいろいろある。
体には、20㎝以上のオペの傷が6本。よくもまぁ、体を傷つけたもんだ。
でも今こうして生きていて、おいしいご飯が食べられて、雨風がしのげる家に住んでいる。
子どもたちも、孫たちも元気。
それだけでありがたい。
私に与えられた環境の中で、できるだけ楽しい事をして、明日は今日より明るい日であることを夢見て生きよう!
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