【がん治療と新型コロナウイルスの考え方】
という題で、米国の腫瘍内科専門医・腫瘍分子細胞学者である上野直人先生がFBに書き込みをしていました。
がん治療と新形コロナウイルス
【がん治療と新型コロナウイルスの考え方】by 米国腫瘍専門内科医かつがんサバイバー
あくまで個人的な見解ですので、最終的には主治医とよく相談し、自らのリスクの高低度を教えてもらいながら、自らを守ることが大切である。
1.今受けている治療を延期する科学的根拠は、存在しない。
2.新たに治療を開始するばあい、感染リスクと免疫の低下を考慮し、治療の開始時期の延期もありえるが、基本的に何らかの治療を受けるのが原則である。
3. 1と2が仮に正しくても、病院自体が新型コロナウイルスにより、医療体制が回っていないと治療延期もあり得る。
4.不必要に病院や外来に行かない、行かないことにより、感染のリスクを下げる事の対策が必要である。
5.がん患者は基本的に新型コロナウイルスになると重症化するリスクが高いといわれているが、どの程度のリスクなのかわからない。
6. 治療がすべておわって、数年経過している人は、治療による合併症が無い限り、原則的にそのリスクはがんの無い人と変わらないであろう。幹細胞同種移植でも2年である。でも、絶対的な年数は定められない。
7.現在治療を受けている人で、一番リスクが高いのは、免疫抑制剤を飲んでいる人、血液がんで抗がん剤の使用している人、固形腫瘍で化学療法している人の順番かもしれない。ホルモン療法はおそらくリスクはさほど高くないだろう。
8.がん治療で合併症が治っていない人はリスクはおそらく高いだろう。
9.免疫抑制の程度を測定する検査はない。
10.そもそも感染をいつも起こしているなら、あるいは感染が治りにくいなら、新型コロナウイルスには、かなり注意した方がいいし、ハイリスクだと思う。つまり、多くのがん患者は、極度に心配する必要はないのである。しかし気を緩めないで、自らを守ることは率先して行うことをおすすめします。
私の乳がんとコロナウイルス
私は乳がんのオペをして2年、抗がん剤の終了から1年半、ホルモン療法継続中です。
上野先生の上の文を読むと、ホルモン療法のリスクはそれほど高くないだろう、という事がかかれてあります。
でも、「そもそも感染をいつも起こしているなら、あるいは感染が治りにくいなら、新型コロナウイルスには、かなり注意した方がいいし、ハイリスクだと思う。」とも書かれてます。
・・・・・・・
今の私の状況は、確かに体力が落ちてしまったし、すぐに風邪をひきます。
「ホルモン療法のリスクはそれほど高くない」という事だけど、まだ誰も真実はわかりません。
引きつづき対策をして、コロナウイルスと共存していくしかなさそうです。
コメントを残す