私は自分が乳がんになるまで、使う油の種類なんて考えたことはありませんでした。
スーパーで安売りをしていたらサラダ油を買ってくる、という生活をしていました。
第一に糖質制限をするまで、油は太る原因だと固く信じていました。
ところが、がんを抑制するために糖質制限をはじめたら、積極的にとっていい油が逆にある事がわかりました。
そして絶対にとってはいけない油があることもわかりました。
本日は、サラダ油と、マーガリン・ショートニングの危険性について説明します。
糖質制限 使う油をかえた理由 サラダ油の危険性
目次
以前はサラダ油を普段つかっていました。
でも、そもそもサラダ油って何?
毎日つかっていたのに、その定義も知りませんでした。
サラダ油の定義
大豆、トウモロコシ、紅花などの植物を原料とした油で、低温でも固まったり白濁したりしない油が「サラダ油」です。
その植物の9種類とは、アブラナ・ひまわり・大豆・とうもろこし・ゴマ・落花生・綿実・米(米ぬか)・紅花(サンフラワー)
です。この植物からできた油の中で、低温でも白くならないものがサラダ油です。
サラダ油は、油として販売されているだけでなく、マヨネーズやドレッシングの原料となっていることも多いのです。
ところが、このサラダ油がくせ者だったのです。
サラダ油の製造過程には危険が潜んでいる
原材料が上の9種類の植物で、安全に育てられたものだとしても、サラダ油に製品化される過程に危険な事が行われているのです。
危険1 油を搾り出すときに石油製品が使われる
サラダ油はまず「圧搾」と呼ばれる製法で、植物から油をしぼり出します。圧搾のみで抽出した油のことを 1番搾り といいます。
ここで搾るのをやめると問題は起こらないのですが、これでやめると搾りかすが大量に残ってメーカーは利益が出ないのです。なので、その残った搾りかすからも無理やり油を搾ろうとします。
そしてここから油を取り出しやすくするために溶剤を入れます。この溶剤が「ノルマヘキサン」という石油製品なのです。この「ノルマルヘキサン」は、皮膚、呼吸器への刺激性、生殖器や胎児への悪影響などが指摘されている毒性の強い物質なのです。
つまり、メーカーは利益を最大限に引き出すために、毒性が強い石油溶剤を搾りかすに入れて、無理やり油を取り出しています。
このほかにも、油の匂いや色を消すため、苛性ソーダや活性白土などの添加物が使われています。
1968年に起きたカネミ油症事件では、油の脱臭のために使われていた化合物が油の中に混入し、多くの人たちの健康が害されました。
危険2 サラダ油のトランス脂肪酸の危険性
サラダ油は精製される時に高温処理をします。
天然で存在する不飽和脂肪酸はシス型なのですが、熱を加えることによって、このシス型の一部がトランス型に変化します。このトランス型に変化した脂肪酸のことを、トランス脂肪酸といいます。
このトランス脂肪酸は、様々な健康被害があると指摘されていて、アメリカでは全面的に使用が禁止されています。
また、喘息やアトピーなどのアレルギーや胎児の発育に悪影響を及ぼすと考えられています。
危険3 サラダ油の原料に遺伝子組み換え作物が使われている可能性がある
市販されているサラダ油の原料となる大豆やトウモロコシは、ほぼすべてが輸入品です。
そのほとんどに遺伝子組み換え作物が使われています。
でも、食用油の原料として遺伝子組み換え作物が使われていたとしても、そのサラダ油には遺伝子組み換えの表示義務はありません。
つまり、私たちはその油に遺伝子組み換え作物が使用されているかどうかは知るすべがないのです。
危険な油はサラダ油だけではない マーガリンも危険
マーガリンには、トランス脂肪酸が多く含まれています。
アメリカでは、マーガリンの使用を禁止したほどです。
しかし日本にはトランス脂肪酸の表示義務がないため、マーガリンの製品に書かれていないこともあるのです。
上の危険2で書いたように、トランス脂肪酸はいろいろな健康被害を起こしてしまいます。
お菓子に使われているショートニングにも注意
しかも、マーガリンだけにとどまりません。
お菓子作りに欠かせないショートニング。
これはマーガリンから水分を抜いたものです。
このショートニングはお菓子作りによくつかわれます。コンビニのお菓子には、かなりの高確率でショートニングが使われています。
お菓子にとどまらず、パンなどにも使われています。
何も知らないうちに、このように危険な食べ物を毎日食べていたのです。
南雲吉則先生は「今すぐ、サラダ油は棄ててください。もったいないなんて言ってないですぐにですよ!」 と言ってます。
サラダ油の代わりにどんな油を使えばいいか オーリーブオイル
今まで説明したように、サラダ油は圧搾したほかに、溶剤を使用した油を縛り出しています。
そして高温で処理をします。
なので、こういう処理がされていない油を選べばいいのです。
・ 圧搾しただけのもの → 一番搾り製法
・ 高温処理されていないもの → 低温圧搾
・ 遺伝子組み換えでないもの → オリーブは遺伝子組み換え作物として輸入が認められていない
結論は、オリーブオイルならこの条件にあっています。
低温圧搾しぼりのオリーブオイル が、今のところ一番安全です。
そして、できれば油の中にプラステックがとけだす危険があるペットボトルより、ガラス瓶や、缶入りのものが安全です。
お財布に余裕がない時は、ペットボトル入りで妥協(苦笑)
サラダ油をオリーブオイルにかえて、だいぶコストがかかるようになりました。
でも、がんが悪化するよりはマシです。
それ以来ずっとサラダ油は買っていません。
マーガリンも捨てて、バターにしました。
自分が乳がんになってしまったことで、今までなんて無知だったかという事に気が付きました。
知らないという事は恐ろしい事です。
こんな危険な油を、何十年も食べつずけてきたのだから、がんになったり体調を崩したりするわけです。
そして、積極的にとった方がいい油もある事がわかりました。
それはまた日を改めて書きます。
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