羽田は空いていて、何の問題もなくスムーズに中国国際航空の北京行きに乗ることができました。
時刻通りに北京に向けて飛び立ちました。ほぼ満席で、6割~7割ほどが中国人、2割が日本人、ほかの2割が日本人以外の外国人という印象です。
ここのところの疲れで、飛んですぐ熟睡。気が付いたら雲の絨毯の上でした。
お食事前には起きました(笑)
キャビンアテンダントさんは、中国語と英語で話してます。
中国語はまるっきりわかりません(大学が国語科で中国語が必修でした。なのになんにもわからない。こんなことならもっとまじめに勉強しておくんだった!)
英語で「お魚にしますか? オムレツにしますか?」と聞かれているような気がします。なので「オムレツ プリーズ」と言ったらオムレツが来ました。私、聞き取れてるじゃんΣ(・□・;)
そして何を飲みますか? と聞かれている気がしたので「 コーヒー プリーズ」と言ったら、ちゃんとコーヒーをくださいました。私、通じてるじゃん Σ(・□・;)
こちらがその時のお食事です。最安値のエコノミークラスなので、これで十分なお食事です。今回はグルメのための旅ではないからね。カザフスタンに着いてディマシュのコンサートへ行くことが目的だから、機内食はおなかがいっぱいになればいのです。
3時間あまりのフライトで北京空港に着きました。
一番の問題 北京空港での乗り継ぎ
北京空港を利用したことがある人のブログなどを調べると、北京空港は広くてわかりにくくて、手続きに時間がかかって大変! と、どこでも書いてあります。
この旅一番の難関です。ここでまちがえたら、私はカザフスタンへ行きつかないのだわ (涙)
まずは、みんなが歩いて行くほうへついていきました。ここでもう空港の外へ出る人と、乗り継ぎの人に分かれます。日本の漢字とほぼ同じ字もあるけど、まったく違う字もありよくわかりません。
ここで一番困ったことは、空港の職員が中国語しか話せない人が多いことです。英語でさえわからないのに、中国語で話されたってお手上げです。
しかも、ここはグーグルも、FBも、ツイッターも、インスタも通じません。いつもならわからないことがあればグーグル様に聞けば教えてくれるけど、ここは何もかもダメ。グーグルにつながらないってこんなに恐怖なのだと思い知りました。
ここは Transfer に沿って行けばいいはず。
ここの外国人というところに行ってはいけません。ここは北京空港から外へ出る外国人。私は乗りつぎなのでここではありません。
もっと奥までずんずん進むと、こんな看板が。よくわからないけど、Transfer という英語と、国際線という日本語と、乗り継ぎという日本からしてこっちだろうと進みました。
とにかく Transfer だからここでいいはず!
ここから先は画像をとる余裕がなく、必死!
パスポートと航空券を見せたり、顔写真を撮られたり、荷物検査をしたり!
この荷物検査が北京空港は超きびしいという噂でした。
なので聞いていた通り、パソコン、スマホ、翻訳機、充電器、それらの付随品などはバッグから外へ出して一つのトレイに入れておきました。バッグもファスナーを開けておきました。
これでいいはずなんだけど、なぜか私の順番が来ると、係の女の人が自分のほほをなでて何か中国語で言っています。??? 何・何・何 what?
メガネを取れっていうこと? と思ってメガネを外したけど、首を横に振っています。
どうすればいいの?
ここが今回の旅で一番にわからない場面でした!
パニックに陥っていると、私の2名くらい後ろにいた日本人の女性が「化粧品のボトルはないのか? って聞いています。」と教えてくれました
私は機内持ち込みのポーチには、試供品の袋の化粧品を入れていたのでボトル類はなかったのです。
「 No 」と言ったら、あっさり通してくれました。
ああああぁ! せめて英語で言ってよ (# ゚Д゚)
金属探知機は、人工股関節のチタンが両足に入っているので、いつものように ブー! と思いきり鳴ります。
もう慣れたもので 「私の股関節は人工股関節でチタンなんです。」と英語でもう言えます(苦笑)
でも、これでめでたく検査を通り抜けました。
あとはカザフタンへ向けての出発まで待つのみです。
ここからは免税店やカフェなどがあって、ほっとした雰囲気です。
ここからがまたまた問題。なんと5時間も待ち時間があるのです。
時間をつぶすために、乗り継ぎラウンジというところを予約していましたが、その場所がわかりません。
総合案内へ行って、英語の単語を並べて「乗り継ぎラウンジはどこ?」と聞いて、なんとか E10 の前にあるということがわかりました。
ここだよね?
たぶんこれだ!
そうでした。ここでした。飲み物と、パンと、お菓子がおいてありました。ここでしばらく休憩。
その後、カザフスタン行きの 搭乗口まで移動します。
カザフスタンの首都ヌルスルタン行は、E19 のようです。
E19を探しあてて掲示を見ます。
これ、ヌルスルタンって書いてあるんだよね?
カザフスタンって書いてあるのかな?
わからないけど、CA791便だから、これでいいはず。
そのうち掲示板が英語表記にかわりました。どうやらこれでよいようです。
あの飛行機のようです。
よかった。この飛行機にのりさえすれば、後はカザフスタンまで飛んでくれるはず。
ところが出発は1時間遅れ。
でも、乗ったからあとは大丈夫。
ごはんもちゃんと出たし。
でもフライトも1時間余計にかかり、なんと2時間も遅れたのです Σ(・□・;)
ヌルスルタンに着いたのがなんと現地時間で夜の10時半ごろです。荷物を受け取って、簡単な検査を受けて、外へ出たのが11時近く(泣)
緯度が高いので、この時間でもまだ薄明るくてびっくり。でも、ホテルへ着いたら真夜中だと思うと焦ります。
お迎えのタクシーが来ているはずだけど、もう、どこにいるのかさっぱりわからず(涙)
そうこうしているうち、片言の英語で「マダム、どこのホテルですか? タクシーですよ。」みたいに話しけてきました。
ああ、これがガイドブックに書いてある白タクだわ、ボラれるぞ! と思ったけど、もう一刻も早くホテルにたどり着きたい。
私も片言の英語で「ドルしかないけど、ドル使える?」と聞いたら「ノープロブレム。ドルが使えるよ。」といいます。
「ハウ、マッチ?」って聞いたら、スマホを出して数字を提示。だいぶ相場より高いと思ったけど、これくらいの料金なら仕方ない。なにしろ、ほとんどのタクシーは英語が通じないって書いてあったからね。
「ヒルトンガーデンインまで」 というと、
「ヒルトンと、ヒルトンガーデンイン があるけど、ガーデンインでいいのですね?」、みたいなことを聞いてきます。
「ガーデンインのほうです。」 と答えて無事につくことを祈るのみ。
ちょっと乗ったら
「ディマシュのコンサートに来たの?」 って言われました。
「 Yes! 」
なんと、私片言の英語で話してるじゃん!!
30分弱でホテルまで到着。ほっとしました。
これがホテルの部屋から見た外の夜景です。
日本で家族が心配しているといけないので、とりあえず着いたとFBにアップ。
部屋にフルーツの盛り合わせがおいてあったので、それだけ食べました。
もう、この日は疲れ果ててベッドへもぐりこみました。
本当に長い一日でした。
還暦過ぎて、初めての一人の海外旅行。しかも英語さえ話せない。行先は全く知らないカザフスタン。しかもこの国はイスラム教の国。
よくぞ一人でたどり着いたもんだ。
えらいぞ自分!! 自分を自分をほめてあげます。
この続きは、また明日。
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