ウチのばあちゃん、80代。
もう腰が曲がり、足腰がだいぶ弱くなった。家の中と家の周りを歩くのでやっと。
同じことを何度も聞くし、何度も話す。
耳も遠い。私も大声でゆっくり話さないと通じない。
テレビの内容もだいぶ理解ができなくなった。なんでこんなことがわからないの? ということを聞いてくる。
でも、確かに半分はおかしなことを言うのだけど、ちゃんとしていることも多い。
認知症かな? と思って観察するのだけど、そうでもない気がする。
まずは大相撲! 大好きで3時からテレビ見て応援しているよ Σ(・□・;)
まだ、意欲があるってことだよね。
力士の名前は時々忘れて「 ほれ、あの人よ、あの人! 大きくて、みだくね(醜い)顔の、モンゴルの、ほれ!」
「逸の城か?」 「んだ! んだ!」
というようになるけど、応援したいし見たいという意欲はある。
ドラマも内容をすべて理解しているとは思わないけど、いだてん も毎回見ているようだ。
この前も「ストックホルムってどこにある?」というので、地球儀と地図帳をあずけて「探してみれ!」と言ってみた。
「 ヨーロッパだが? 」というので、「んだ。ヨーロッパの端っこのほうだよ。」と言ったら自力で探した!
これはまだ、認知症というわけじゃないよね???
物忘れや、理解力のなさは仕方ないけど、年相応の老化だよね?
認知症だったら、進行を遅らせる薬などがあるらしいのだけど、この程度の物忘れはまだ違うよね?
雪が解けたら、また畑仕事をしたいらしい。
う~~~ん、だいぶきびしいと思うけど、本人がやりたいならやった方がいい。
でも、私が呼ばれる回数は確実に増えそうだ。
呼ばれてもいいけど、ばあちゃんの思いどおりにやれないと怒られる!!
汗をかいて手伝って、その上怒られるなんて、わりに合わないよ (涙)
初心者には、やって見せ、やらせてみて、まず褒める。そして改善点を言う。そしてそれができたらまた褒める! これが極意だよ、ばあちゃん!!
はい、私は26年間、編み物を初心者さんに教えてますからね。
できないことに苛立っておこったら、もう編み物が嫌いになるもの。そんな教室には2度と来ない。それが身に染みてますから。
ばあちゃんは社会との接点がなくて、自宅の周り半径30mで暮らしているから、初心者にものを教える方法もへったくれもない。すべて今まで自分の思い通りにやってきた。それが老いてできなくなってイライラするのだ。
今からでも遅くないから、もっと外で人と会って話すことをしたほうがいい。話すって頭を使って物事を筋道立てて考えるってことだから。
とりあえずは、日々、よく観察しておかしな言動が増えていないか、体調はどうなのかチエックして、気をつけてあげないといけないな。もう少し厚くなったら水分不足には特に気をつけないとね。