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左胸を全摘して1年が過ぎました

おかげ様で、昨日、左胸を全摘して1年が過ぎました。

私の人生にとっての特別な一年でした。

副作用などいろいろありますが、こうして日常生活を普通に送れ、ブログも書けるくらい元気に暮らしています。

オペした傷はまったく痛みもなく、きれいにくっついています。

こうして生きているだけでありがたいことです。

Free-Photos / Pixabay

今までを振り返る良い機会だった

今までの人生、とにかくやりたいことは全部やろうと欲張って手を広げすぎたのだと反省させられました。

自分の体力、能力、時間、すべてがいつまでも無限にあるような錯覚におちいっていて、もっと! もっと! と頑張りすぎていました。

がんばれば何でもできるような気になっていました。

傲慢でした。

人間なんて明日はどうなるかわからない生き物なのでした。今日、生かされているだけで奇跡なのです。

友達も、いる場所も変わった

SNS上での友達も変わりました。

乳がんの患者さんが集まるグループに入ったり、食事に関係するサイトを見たり、今までとは見るところ、話す内容、すべてが一変しました。

趣味も変わりました。

今まで楽しかったことにときめかなくなり、新しいことに興味がわいてきました。そしてその新しい場所でのつながりができてきました。

人間って、思いもかけなかったことで生き方も興味も変わるんですね。

結局、今生に生きることに固執するんだということがわかった

私はもう息子たちも所帯を持ち、子どももそれぞれ生まれ、社会的な責任は一応果たしました。

あとは自分の母親を見るだけが残された仕事です。

だからもうそんなに今生にしがみつくこともないや! とも思うのだけど、やっていることは食事制限とか、筋トレとか、この世に生き残って何とか生きたい! という行動をとっているのです。

最後まで人間って、この世に生き残ろうとする生き物らしい(笑)

私は全身麻酔で6回もオペしていて、20㎝以上もある傷が6本!  そして、両足の人工股関節の入れ替えの可能性もあるから、まだ傷は増えそうな予感です。

文字通り傷だらけの人生です。今生の私のテーマは、切り刻まれても強く生きるなのかも(笑)

どうせそうなら、最後までそんな状況を楽しんで、こうしてお伝えしていきます。

なるべく身軽に

そして、身の回りのことも整理しなくてはと思ったのでした。

いつどうなるかわからないのなら、もっと身の回りをかたずけておかなければと、断捨離もはじめたのです。

あるわ、あるわ!

本当に物に囲まれて生きています。存在していることさえ忘れているものさえあるのです。これは良くないことだ。これからは、気にいったものだけを手元に置くようにしようと強く思います。

そしてモノだけでなく、パソコンの中身も! メルマガ、もう見ないお気に入りに入っているサイトなどなど、よくもまあこれだけのことをしていたもんだ! これもいらないものは消去してだいぶすっきりさせました。

このパソコンの履歴を整理していて、「ああ、私は自分で背負いきれない量の仕事を自ら自分の肩に担いでいたんだ。これは病気にもなるわ。よくこれだけのことをやっていたよね。」と気づかされました。

ひとつずつ、肩の荷を下ろして軽くしていきます。

この作業も、病気にならなかったらしなかったのでしょう。本当に良い機会でした。

できれば長生きして少しは役にたちたい

まだ副作用で調子が悪いのですが、これもなんとか少しずつ克服していきたいです。

できることなら、少しは家族や社会の役に立つことをしたい。

1年1年を感謝しながら積み重ねていければ最高です。

どうか、また1年後にこうしてブログが書けますように!

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ITSUKO: 高齢の母のため秋田県大仙市の実家に移住。元ニットデザイナー。NHKのすてきにハンドメイドに出たり、手芸本に作品を提供していました。実家の森川農園の手伝いもしています。森川農園ではアスパラガス・ダリア・野菜・米をなどを栽培しています。2018年乳がん発症闘病中。両足人工股関節。 カザフスタンの歌手 ディマシュ クダイベルゲン dimash のファンです。 農家めし雪国の自然農のブログも書いています。 コロナウイルスをきっかけに世界情勢に目覚めました。日本大好き。美しい日本を守りたい。参政党を応援しています。 くわしいプロフィールはこちらです。 トップはこちら