2018年12月、シニア夫婦でバルセロナに1週間旅行に行ってきました。
ツアーではない個人旅行で、すべて自分たちで計画・予約しました。
今日はバルセロナの冬の食べ物をレポートします。
バルセロナの冬の風物詩 焼きネギ カルソッツ
12月から3月までの冬季限定の食べ物、カルソッツ(ネギ) 地元バルセロナの人達にとって季節の風物詩ともなっています。
このカルソッツですがスペイン全土で食べられているかと言うとそうではなく、バルセロナが属するカタルーニャ地方のみで食べられているのだそうです。12月にバルセロナに来たからには食べない訳にはいかない! というので行ってきました。
私たちが行ったところは、バルセロナ市内の北、グエル公園の近くにある山の斜面に建つ一軒家レストラン、El Jardí de l’Àpat
市内の中心から外れていて、一番近くの地下鉄駅からも徒歩20分ほどかかります。しかも小高い丘の上です ( ;∀;)
でもグエル公園からはゆっくり歩いて10分~15分ほどなので、グエル公園を午前中見学して、お昼をここで食べるコースにしました。
レストランの内部は、落ち着いたアンティーク風の飾りつけです。日当たりが良くて気持ちがいい席でした。
カルソッツは日常に家庭で食べるものではなく、週末に家族や親戚、友達が集まって食べるものだそう。
本場のVallsの村の周りには昔に農家として使われていたMASIA(マシア)と呼ばれる一軒屋をレストランにした店が幾つもあり、週末は地元以外にもバルセロナから訪れる客でシーズン中は大賑わいします。また、焼き方はブドウ畑の剪定で出た枝を薪に使用し、野外で豪快に焼くのが本場流。
でも、レストランではさすがに選定したぶどうの枝では焼けないので、たぶんガスで焼くのだと思います。
2人分頼んだら、この量がど~~~んと出てきました!
多すぎた!!
このカルソッツのコースを頼むと、最初にパン・コン・トマテというものが出てくるのですが、私たちは糖質制限中だったので頼みませんでした。頼まないでよかった。ネギだけでおなかいっぱいですよ Σ(・□・;)
隣のテーブルには、なんと日本人のOLさん風の女子二人旅。その方たちは、頼んでいました。お互いに「日本語を聞くと安心しますね!」 と話しました。
まずは、パンとニンニクとトマトが出てきて、
自分でニンニクとトマトをつぶしながらトマトにこすりつけ、オリーブオイルをかけて食べるのだそうです。
トマトの切方でトマトは必ず横方向、胴切りにするのがコツだそうです。そしてたっぷりオリーブオイルをかけるのが美味しいパン・コン・トマテを作るコツですので、これでもかと言うぐらいオリーブオイルを掛けて下さいということです。
私はワインをグラスで頼みましたが、本場では、ポロンというものにワインを入れて回し飲みをするのが正統派だそうです。これは、口をつけずにワインを口に流し込むためのものだそうです Σ(・□・;)
このカルソッツ、フォークやナイフは一切使わず、手で焼け焦げた外皮をむいて、ロメスコと呼ばれる地元の名産のアーモンドとトマトを使って作ったソースを付けて食べます。
カルソッツを食べるのに必需品は、エプロンと手袋。レストランでは、まずこのエプロンと手袋が配られました。
手で外側の焦げたところをむいて、
上を向いて、
ネギを口に落とし込むかんじて食べます(笑)
そうしないとうまく食べられません!
ネギは甘くて柔らかくておいしかったです。アーモンドソースのロメスコも、最初のうちはおいしかったのですが、そのうち、これ絶対に味噌のほうが合う!!と確信しました。 アーモンドソースが甘すぎるのです。さすが日本人!
ネギでおなかいっぱいなのですが、メイン料理をもう頼んでしまっているので食べました。主人は牛肉の煮込み。
私はラムのグリル。
これもまたビッグサイズ。スペイン人はどれだけ肉を食べるんだろう!!
やっと最後のコーヒーまでたどり着きました。バルセロナでも、イタリアの時と同じように、コーヒーといえばエスプレッソのようなドロドロの濃いものが出てきます。
私はこれが気にいったけど、苦いコーヒーが嫌いな人には向かないかも、です。
El Jardí de l’Àpat
住所:Albert Llanas 2 【地図】
TEL:93 285 7750
営業時間:13:00~16:00、20:30~23:30 定休日:月曜と日曜夜
URL:http://www.eljardidelapat.cat/
最寄り駅:地下鉄2番線Alfonso Xから徒歩で約20分
予約していったほうが確実です。
特に土日は混むそうです。
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