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生きてるだけで丸儲け

2018年の振り返りです。

今年は、年明け早々に乳がんが発覚。その対処に追われた一年でした。

お陰様で、3月に左乳房の全摘手術が終わり、5月~7月の抗がん剤も乗り越え、8月からホルモン療法を続行中で、思いのほか元気に生きています。

本当にありがたい事です。

神様が、まだ私にはやることが残されているから生かしてくれているのでしょう。

それにしても、まわりのみんなや、お医者様や看護師さん、ネット仲間や、目には見えない何か偉大な力に支えられて、今日こうして命があることに感謝です。

はじめて残りの人生について考えた

今まで誰かの死や病気で、死に直面したことはあったけど、自分が死ぬというイメージはありませんでした。

乳がんになった今でも、正直いって自分がすぐに死ぬイメージはわきません。

でも、今までとはちがう考え方や視点が持てました。

確かなことは、人間に与えられた時間には限りがあるということ。その時間をどう過ごしていくのかを考えるきっかけができたのです。

そしてその残された時間は、自分が思っているより短い可能性が大きいのです。それは、病気であるかないかにかかわらずです。

Alexas_Fotos / Pixabay

やらないことを決める

残された時間をどう生きるか???

死ぬ時に 「楽しかった。思い切り生きられた。ありがとう!」 と言って死にたい。

だから、もうイヤなことはなるべくしないことに決めました。

人間としてどうしても守らなければいけないルールは守ることにして、

・ 他の人は私をどう思っているだろう?
・ 誰かに悪口を言われているんじゃないだろうか?
・ 良い人、できる人、すごい人と思われたい!

なんていうことは気にしないことにしました。

だから他人がなんて言おうがいいの、自分が楽しければ。

まだまだ、その決意には程遠い毎日です。いろいろ人目を気にしてびくびく生きています。でも、これからは開き直って好きに生きる!

とにかく私は、親に「よい子」と思われたいがため、がまんして生きる子どもでした。

だから、いまだに母には逆らうことをせず、言いたいことを我慢してしまうのです。言い返すと10倍になって帰ってくるからね! ケンカは避けて生きてきました。その言いたいことが言えない自分に腹がたつのです。

それが良くない。ストレスは病気につながります。これからは、イヤなことはイヤと言うのだ!

シンプルに身軽に!

もう、これから自分が商品になるタレント業(講師やコンサルタントやいろいろ)はできないでしょう。たとえできたとしても、理想とするような自分には年齢的にも、もはやなれません。

それならばひらき直って、物事を決める基準を、

楽しいか、楽しくないか!

で決めることにします。

出世街道から降りてみると、もう必要ないものばかりを鎧のように身につけていたことがわかりました。

スーツやワンピースやハイヒールは、もう着ていくところがありません。

二人の息子が結婚したので、留袖を着ることもないでしょう。

着物やドレスで社交界にデビューすることもないでしょう(爆)

手芸の講師もこれ以上は手を広げず、少しずつ縮小して、やめる日を決めます。そうなると、手芸の材料や道具も必要がなくなります。

いつか読み返すかもしれないと思ってとっておいた本も、いつかはもう来ません。ほとんどブックオフに引き取ってもらいました。

メルマガやお気に入りに登録していたサイトなど、最近みなくなったものは削除しました。それは、仕事をしていた時に必要と思って勉強した、売り方・集客の仕方・マーケティングなどのメルマガやサイトです。

大事なのは売り方ではなくて、人々の暮らしに必要な商品やコンテンツなのです。暮らしに必要なものは、苦労して売ろうと努力しなくても自然に売れるものなのです。

なのに私は人々の暮らしにそれほど必要としないものを無理をして売りつけようとしていました。それがわかったとたんに、私の興味や行動が変わりました。そして私にとって本当に必要なものが見えてきました。

まだまだ捨てるものが山ほどあります。この冬のうちなるべく棄てるつもりです。春になると農作業が忙しいからね(笑)

人生で必要なものって、それほど多くはないということがわかりました。

人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ。

と、チャップリンが言ったけど、本当にそのとおり。シャネルの服も、グッチのバッグも、カルティエの指輪も、今の私には必要ない。(ただでくれると言ったらもらうけど (〃艸〃) )

私に足りないのは現在、少しのお金。生活費だけは自分で稼げるよう、ネットショップとこのブログは続けます(笑)

必要とされているしあわせ

高齢の母のために実家に移住しました。憎たらしい母だけど、それでも私を必要としているのです。やはり、この母を残して私は死ぬわけにはいきません。

そして森川農園からも、私の助けを少しばかりは期待されています。

主人も、私はいなくなれば喧嘩相手がいなくなってしまうでしょう(笑)

これは、本当にしあわせなことです。

マザーテレサは

世界で一番恐ろしい病気は、孤独です。

と言いました。

この世で一番かなしいことは、誰からも必要とされないことです。

私のがんは、孤独と言う病気に比べたらまったく軽症です。

生きてるだけで丸儲け

病気をしたにもかかわらず、こうして一年が終わります。本当にありがたい事です。生きているだけで丸儲けです。

朝、目がさめて、おいしいごはんが食べられて、あたたかい布団で眠られる。そのうえ必要とされている。これ以上のしあわせはありません。

来年も、できればこうして生きていきたい。

そして、私の経験が少しでも誰かの役にたてばもっとうれしい。なので、2019年もできる限りブログを書いていきたいと思います。

この一年、誤字脱字だらけのつたないブログを読んでいただきありがとうございました。

どうぞよいお年を!!


画像は、本日、わが実家から見えた奥羽山脈です。

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ITSUKO: 高齢の母のため秋田県大仙市の実家に移住。元ニットデザイナー。NHKのすてきにハンドメイドに出たり、手芸本に作品を提供していました。実家の森川農園の手伝いもしています。森川農園ではアスパラガス・ダリア・野菜・米をなどを栽培しています。2018年乳がん発症闘病中。両足人工股関節。 カザフスタンの歌手 ディマシュ クダイベルゲン dimash のファンです。 農家めし雪国の自然農のブログも書いています。 コロナウイルスをきっかけに世界情勢に目覚めました。日本大好き。美しい日本を守りたい。参政党を応援しています。 くわしいプロフィールはこちらです。 トップはこちら