ここ秋田では、ほぼ成人は一人1台車を持っています。
80代以上のおばあちゃんなど、若い時に車の免許をとらなかった人や、運転免許を返納した人をのぞいて、18歳以上は車をもっています。
なぜって、車がないと仕事も生活もできないからです。
どこに行くにも車。
スパーに食料品を買うにも、郵便局も銀行も、市役所も病院も、美容院も、何から何まで車で行きます。
だって、隣の家まで数百メートル。一番近いコンビニまで数キロ。徒歩圏内にはお店もレストランもありません。
一番近い電車の駅まで5キロ。バス停まで2キロ。でもバスなんて一日に2往復も走っているかいないかです。
田舎暮らしあるある 飲みに行けない!
目次
田舎暮らしあるある 母が車の運転ができないので私が実家に同居することになった
2014年2月に父が亡くなりました。2013年の暮れまでは、なんとか父が体調が悪いながらも車の運転もしていました。なので、買い物やら、病院やら、なんとか生活できていたのです。
父が亡くなり、車の運転ができない母は、日常の買い物にも行けないし、病院へも行けないということになってしまったのです。
都会でしか生活したことがない人にはわからないと思うけど、田舎では隣の家まで数百メートルとか、数キロなんていうのがあたりまえ。隣の家まで回覧板を持って行くことさえ難しい。
ゴミ出しにも、ごみステーションは数百メートル先です。もう、母には、重いゴミを持って歩くことはできません。
お店なんて徒歩圏内には1軒もありません。
役場だって、郵便局だって、銀行だって、数キロ離れています。年老いた母の足で歩いていくのは無理です。たよる人がいない老人は、それでもいちいちタクシーを呼ぶのだろうけど、母はタクシー代わりに私を呼んだのですよ(苦笑)
電車やバス? そんなものは家の近くにありません。あったとしても、いなかでは1時間に1本か、2時間に1本。まるであてになりません。
田舎暮らしあるある 飲みに行けない!
居酒屋なんて、一番近いところで4キロも離れている(苦笑)
歩いて行きますか? 行きませんよね・・・・・
だから車を運転して行って、飲んだら運転代行をたのむということになるのです。
または、家族に送迎してもらう(涙)
家族のお迎えの時間を気にしながら飲むなんて、ちっとも楽しくありません(爆)
だから結局、家で一人で飲むということになります。
若くて元気なら、友達を家に呼んでホームパーティ、そのまま泊まるというパターンです。
でも、もうそんな元気ないよ。パーティしたら、お料理は自分がつくらなくちゃいけない。それはイヤだ!!
田舎暮らしあるある 勤め人は会社の帰りに飲めない
会社帰りにお酒なんて飲めません。だって全員がクルマ通勤ですから。
「どう、ちょっと一杯?」
この一言が言えないのです。
飲んだら最後、運転代行やタクシーを使うことになります。
田舎では通勤距離が長いので、結構な金額になってしまいます。
飲み代が3000円だったら、帰りの交通費に倍の6000円かかるなんてこともざら。これじゃ、飲みに行けません。
だから、田舎の夜は早いです。みんなまっすぐに家に帰るから、飲み屋街も駅前も、早くから真っ暗です(涙)
田舎暮らしあるある 同級会は泊りがけ
こんな車社会の田舎、同級会や、各種歓送迎会などはホテルなどに泊りがけです。
還暦の同期会も、もちろん泊りがけでした。
それが一番、安心、安全だもの。
田舎暮らしあるある 無料で送迎してくれる飲み屋さんがあったら私は飲みに行くよ
隣の家まで数百メートル、住んでいるのは老人ばかり。
ここ秋田では60代は若者です(笑)
同じくらいの年齢の同じような境遇の人は、まわりにはいません。
今、マジで普段に世間話ができる友人を作らなくてはと思います。
母を見ていると、家と畑だけで暮らしていて、友人と出かけるなんて皆無。しかも、情報はテレビを見るくらい。これじゃボケるの無理ないよね(涙)
今年も秋になりダリアの収穫が落ち着いたら、ヨガと60歳からの筋トレにまた行くつもりです。
でも去年の様子じゃ、ヨガも筋トレも、みんな終わるとすぐ帰ってしまって、友達を作るという雰囲気ではありませんでした。
それなら、グチを聞いてくれる飲み屋に行きたいよ。送迎無料の飲み屋を開いたら、繁盛すると思うけどな!
田舎暮らしあるある 免許の返納をする日が来る
今は、自分も若いつもりです。
でもあっと言う間に年老いて、車の免許を返納する時がくるのでしょう。自分で自分の衰えを認め、その時期を自分で見定めて、素直に返納できる老人になりたいものです。
そのころには、自動運転の車が一般化しているでしょうか?
自動運転の車ができたら、ちょくちょく飲みに行けるのにな!
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