昨日は、乳腺外科の予約の日でした。
前回の4月3日の診察で、抗がん剤をどうするか考えるように言われ2週間がたちました。
抗がん剤治療を受けると決めた
悩みました。
抗がん剤を受けても、乳がんが転移しない確立があがるのは3%くらいだそうです。
たった3%転移しない割合があがるというためだけに、苦しい抗がん剤を受ける必要があるのか?
今、こんなに元気なのに、わざわざ具合が悪くなるようなことをしなければいけないのか?
たとえば、もっと20%も30%も転移しない確立があがるのなら、そしてこれを受けたらもう転移しないという保証があるのなら、抗がん剤を受けると即答したでしょう。
化学療法は、体内のあちこちへ飛んで行った可能性のあるがん細胞を抗がん剤で攻撃する治療法で、がん細胞の根絶を目的として行います。抗がん剤は、がん細胞に作用して増殖を抑え、死滅させます。しかし、正常な細胞にも影響を与えるため、化学療法を行うと全身にさまざまな副作用が現れることがあります。
抗がん剤の副作用は、よく聞くように、髪の毛は抜ける、吐き気や嘔吐、白血球の減少で感染症にかかりやすい、口内炎などなどたくさんあります。
抗がん剤を受けるとなると、今年は森川農園の手伝いがほとんどできないでしょう。重い副作用がでてしまったら、家事さえこなせないことだってあるかもしれない。
乳がんを経験した方たちにも、たくさん体験談を聞かせていただきました。励ましてもらいました。
それでも、悩みました。
たとえ1%でも転移しない確立が上がることをする!
考えたくはないけど、もし転移してしまったらどう思うだろう?
大雑把に言って、乳がんにかかった人の3割は、再発・転移すると言われています。乳がんが転移したら、今の医療では完治はない。もちろん、転移してから何十年も生きる人もいますが、治療は延命を目指した治療になります。
もし、このまま抗がん剤をしないで転移してしまったら、
「 ああぁ、抗がん剤やっておけばよかった。」と思うはず。
抗がん剤をやっても転移してしまったのなら、
「 やれるだけのことはやったんだからしょうがない。できる限り、長く生きることをしていこう。」
と思えるはず。
だから、やれることは全部やっておく。
ばあちゃんより、早く死ぬわけにはいかない。
なので、転移しない確立が1%でも上がるのなら、抗がん剤をやると決めました。
抗がん剤でがん細胞を全部たたけるのか、たたききれないのか、神のみぞ知るです。
そういえば乳がんと言われても泣いていない
乳がんと言われてから、いつものようにドラマを見たり、本を読んだりしては泣きました。
でも「がん」と言われたことでは泣いていないと今、気がつきました。
もちろん、良い気持ちはしない。いや~な気分になりましたよ。
でも、好奇心旺盛な私は、
「還暦にして、また新しいことに挑戦できるんだ!」
「がんという、新しい研究材料ができた。」
「治療はどうやって進めていくんだろう? 」
恐怖や絶望よりも、また、新しいことが知れる! という好奇心が勝っているのです。
不思議に落ち着いている自分がいます。
また、抗がん剤という研究材料が増えることになりました。
この髪の毛ともあと1か月でお別れ
私はEC4コースという抗がん剤治療をすることになりました。
治療を始める前に、心臓のエコーをとらなければなりません。
それから、歯科の検診が必要です。虫歯の菌があると、体に悪影響を及ぼす可能性があるかもしれないからなのだそうです。
その検査を来週の23日に受けます。
その後、すぐにゴールデンウイークになってしまうので、ゴールデンウイーク明けの5月7日から抗がん剤を始めることになりました。
抗がん剤をはじめて10日から2週間くらいたつと髪の毛が抜けるそうです。これは全員避けられないそうです。この髪の毛ともあと1か月でお別れです。
また新しい研究材料が増えた
その間に、ケア帽子やウイッグも用意しなければいけません。
また新しい研究材料が増えました。
かわいいケア帽子を探したり、作ったりします。
退屈している暇がないですね!
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