日本でも緊急事態制限をしたにも関わらず、収束には程遠い新形コロナウイルス。死者の数は逆に増えています。
この制限がまた1か月も伸びることになりそうです。こうなると、経済的に打撃がますますひどくなり、コロナではなく経済的に困窮して死ぬ人が増えそうで恐ろしいです。
新型コロナウイルス何もしないスウェーデンから見えて来たこと
目次
レストランで昼食をとる人たち=22日、スウェーデン首都ストックホルム/JONATHAN NACKSTRAND/AFP/Getty Images CNN.co.jpより
新型コロナウイルス アメリカ・ヨーロッパの現状
アメリカやヨーロッパの国々は、強いロックダウンをしたにも関わらず、日本以上にひどい状態は改善されていません。
これだけ人々が外出をひかえ、接触を減らしているのに、感染拡大が止まらないってどういう事?
このウイルスのやっかいなところは、感染しても無症状な人がたくさんいて、その人達が感染を広げてしまうこと。そして高齢者や基礎疾患のある人にうつしてしまう事です。
この性質がある以上、完全に止める事は不可能のような気がしてきました。
私は、このウイルスの性質が全くわからなかった2か月前には、とにかく完璧に隔離して、完璧にロックダウンして、接触を避けたら早期に収束するはず。だから、短期間の緊急事態宣言は受け入れて我慢すべき、と思っていました。
しかし、このウイルスはそんなに甘いものではありませんでした。
わかってきたことは、潜伏期間が長いこと、無症状の人の感染力が強いこと、回復して陰性になってもまたぶりかえす人がいること、重篤になる人は一瞬で悪化したり死んでしまう人がいること、どうやら完璧には無くならないウイルスであること、人から人ばかりではなく、人→物→人の感染も多いこと、などなどです。
つまり、このウイルスとは、今の三密を保ったまま、共存していかなければならないということです。
新型コロナウイルス スウェーデンの取り組み方
厳格な行動制限設けないスウェーデン、新型コロナ対策は成功したのか
(CNNより)
世界各国が新型コロナウイルス感染拡大への対策に苦慮するなかで、スウェーデンは厳しい行動制限を設けない独自の路線を貫いてきた。
(中略)
感染を最終的に止める道は集団免疫の獲得またはワクチンの供給しかなく、ワクチンが間に合う可能性は低いと指摘。ロックダウン(都市封鎖)の効果で感染拡大のカーブを緩やかにすることはできても、完全になくすことはできないと述べ、現状の医療体制で必要なケアが十分に提供できるなら、感染を遅らせるメリットははっきりしないと主張した。
(中略)
スウェーデン医療経済研究所(IHE)のペーテル・リンドグレン所長もCNNに、国内の集中治療室の患者数は数週間前から安定し、医療体制の対応能力を超えてはいないとの見解を示した。一方で、高齢者の介護施設に感染が広がった結果、多くの死者を出しているのは失敗だったと指摘した。
(中略)
同国独自の緩やかな対策で切り抜け、すでに相当数の人が抗体を持っていることは、感染の第2波が訪れた場合の助けになるとも語った。
(中略)
他国のように厳格な措置を取っていれば死者数を抑えられたかという質問には、「現段階で答えを出すのは非常に難しい。わが国の死亡例の少なくとも50%は高齢者施設で起きた。ロックダウンで高齢者施設への感染拡大を抑えることができたかどうかは疑問だ」と答えた。
つまり簡単に言うと、スウェーデンはロックダウンなどの厳しい行動制限をしなかった。
感染者も死者も近隣の国々に比べて高いが、死亡者の多くは高齢者施設の人々だった。
死者はそれなりに出たが、経済活動のダメージは少なく、一度罹患して免疫を持つ人が多くなったため、第2波が来たとしても強いと考えられるのです。
水辺の近くで春の陽気を楽しむ人々=21日、ストックホルム/JONATHAN NACKSTRAND/AFP/Getty CNN.co.jpより
この画像を見ていると、うらやましい!
緊急事態制限が長引くことになり、さすがに息苦しさを感じてきました。
不謹慎な言い方だけど、高齢者が亡くなるのはある程度は自然の摂理です。寿命です。
がん治療中で免疫力が低い私も危険なのだけど、そうなればそうなったで、自然の摂理に従うのみ。
このおおらかな政策でいいのでは、と思えて来ました。
緊急事態制限が解除された先の世界
今の状況のままだと、しばらくは三密を避け、手洗いに気を付け、なるべく人と会わないように気をつけながら生活することになるのでしょうね。
テレワークは当たり前。オンラインで勉強をするもの当たり前になるでしょう。
お見合いパーティもオンラインになるのかな? カップル成立で、初デートの時には、お互いに「罹患証明書、抗体保有証明書、陰性証明書」みたいなものを交換してから会うということになるのかも。
子どもたちも、ふざけあったり、スポーツしたり、密になる事はしばらくできないのでしょうか? ちょっとかわいそうです。
それとも人類が進化して、オンラインで性格を見抜くとか、オンラインで身体感覚がわかるなんていう人間が出てくるのだろうか?
ニュータイプ Σ(・□・;)
今日の結論は、ウイズコロナの期間は想像以上に長引きそうだということです。そして、経済の打撃がどれくらいになるのか全くわからないということ。
それにともなって社会がどう変わるのか、想像もつかないのです。
悲観してもしょうがない。どんな未来がやってくるのか楽しみに待つことにします。私が生きている間に、こんな大変革の時期にいられるなんてエキサイティングな事です。
明るい未来を見届けるために、コロナなんかで死ぬわけにはいきませんね!