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手作りマスクをしているのは世界中で日本だけらしい

PRESIDENT Online にこんな記事が書かれてありました。

日本人の手作り布マスクを見て、中国人が「この発想はなかった」と感動するワケ


写真=時事通信フォト

「中国との違いに驚かされる」と投稿
「日本のニュースやSNSを見ていると、本当に素敵な手作りマスクをしている人が多くてびっくりします。特に知事! 中国との違いに驚かされるやら、感心するやら……」

4月中旬、上海在住の中国人女性が中国のSNSにこんなコメントを投稿しているのを見かけた。そこには中国のニュースサイトで紹介されていた小池百合子・東京都知事がしている手作りマスクをはじめ、地元の粋な手ぬぐい生地を使ったマスクを着用している達増拓也・岩手県知事、奥さま手作りの鮮やかなマスクをしている玉城デニー・沖縄県知事などのマスク姿の写真がズラリ。ほかにデニム生地や福岡県の久留米絣などの素材を使ったマスクも紹介されていた。

 

確かに、今、日本では使い捨てマスクが手に入りにくく、縫える人はみんな手作りマスクを作っていますものね。私もこのブログでも紹介したように、2月の段階で布マスクを手作りしました。

思い返せば、小学校の時から給食当番で布マスクをしていました。ほとんどすべての日本人には、その時の記憶があるから、布マスクはすぐに思いついたのでしょう。

還暦を過ぎた私ですが、たしかに私たちの世代では、ほとんどの女性は針を持ったことがあります。家庭科でちゃんと練習しました。今でも、小中学校では家庭科があるのでしょうか?

手作りマスクをしているのは世界中で日本だけらしい

 

防衛大臣が、防衛庁の手ぬぐいを使ったマスクをしている国なんていうのも、たぶん世界中で日本だけでしょう。

しかもこのような和風の柄は、外人が大好きなんですよね!

世界のマスクの代用品

さすがに日本では、こんなものを使っている人はまだ見かけませんね。

というか、この発想もすごいと思いますが (・□・;)


写真=時事通信フォト

ツイッターを見ていたら、男性用の下着のボクサーパンツをかぶって、マスクがわりにしている外人がいました。

全身がすっぽり入る怪獣のぬいぐるみにはいって買い物に行く外人も見ました。

日本ではそんな人は見たことがありません。

そうこうしているうちに日本のファッションブランドが、マフラーとつながっているおしゃれなマスクをデザインしたり、帽子や洋服とおそろいのマスクをデザインしたりしだしました。

これは、今後、長引くであろうウイズコロナの時代、バカ売れするアイテムになるかもしれません。

中国人から見た日本の手作りマスク

この記事を書いたジャーナリストは、日本に3年ほど住んだ経験のある中国人女性に聞いてみたそうです。

「中国でも、特に内陸部に行けば、刺繍をしたり、編み物をしたり、子どもの服を作るなど、手芸をする女性はもちろんいます。手芸というよりも、昔は必要に迫られて作っていた家事の一つでした。でも、現在、都市部の比較的若い世代で裁縫ができる女性はあまり多くはありません。ネットで布を購入して、コスプレ用の派手な衣装を作ったりする若い女性はいるのですが、そもそもミシンがある家庭自体、少ないでしょう。それが理由の一つだと思います。

私が日本に住んでいたときにとても驚いたのは、多くの日本人女性は基本的には裁縫ができる、ということでした。面倒だからしないとか、上手じゃないから作らない、という人も当然いるでしょうが、日本ではほとんどの女性が学校で裁縫を習ったことがあるんですよね。確かに、日本の女性にとって、幼稚園に通う子どもの袋とか、夫のワイシャツのボタンつけとか、日常生活の中で縫い物をしなければならない場面はけっこう多い。

学校のバザーなどもあると聞きました。だから、マスクがないなら布を買ってきて、自分でマスクを作ろうと考える人が大勢いるんだ、ということにも納得します。これは日本人、特に日本女性のすばらしいところだと思います」

 

なるほど。

中国では、家庭科は学校の勉強ではなく、針と糸を持ったことがない人がほとんどなのですね!

中国では、縫うことが必要な時は、お店の人にたのむか、お手伝いさんにたのむか、お金を出してやってもらう事なのですね。

そして、もう一つの理由は、日本の手芸屋さんのようなお店がない事なのだそう。

そういわれてみると、手作りマスクで盛り上げっているニュースは、他の国では見なかったような気がします。

日本人にとっては、使い捨てマスクがなかったら、手作りで布マスクを作ろうというのが自然な発想だったのだけど、他の国ではそんな発想がなかったことに驚きです。

ひと昔前には、ものつくり日本と言われていて、日本人は手先が器用というのがセールスポイントだったのですよね。

令和になった今でも、まだそういうところが残っていたことに、ちょっとだけ嬉しさを感じました。

先ほどの中国人女性のお話のつづきです。

「日本人はもともと手先が器用で、小さなものをコツコツ作るのが得意です。実質的な効果がどれだけあるのか、ということよりも、周囲に迷惑をかけず、少しでもお互いが安心できるように、エチケットとして布マスクを作って、それをつけている人が多いのではないでしょうか。

それに、繊細でかわいいデザインにすれば、自分だけでなく、誰かの心を和ませる効果もある。そういう姿はとてもほほえましい。日本人は気づかないかもしれませんが、日本の生活の質の高さが感じられます」

「日本人女性が作った手作りマスクを見ると、『日本人らしい匠の精神』が発揮されていると思います。欧米を見ても、東南アジアを見ても、手作りマスクの輪がこんなに広がっている国は一つもない。日本人にとってはごく自然に、そして、やむを得ず始めたことでしょうが、こういうことができるのは、世界で日本だけではないでしょうか」

 

日本人がこのように思われていることがうれしい

必要に迫られてやっていることだとは言え、海外からはこのように見えているのだと聞き、少しだけうれしかったです。

今回のコロナウイルスでは、政府の対応の遅さや、その後の政策が迷走して、世界中に日本の情けなさを露呈してしまいました。

検査を迅速にする予算もなければ、人材もいない。人工呼吸器の数も先進国で最低ライン。

子どもたちはオンライン授業を受けたくとも、自宅には WiHi が入っていなかったり、タブレットもパソコンもなかったり。先生たちもオンライン授業を作ったこともない。これも世界最低ライン。

社会人と言えば、ズームってなに? から始まって、ヘッドフォンやウエッブカメラを急いで買ったりとドタバタ。本当に情けなかったです。

以前このブログで、日本はもはや後進国 と書いたけど、それが証明されてしまいました。

でも手作りマスクで、日本人が自分たちでは気がつかないよい面を持ち合わせているんだということを発見できました。

コロナ騒動で、ひとつくらいはよい事があったのですね(笑)

今夜は、ちょっとだけうれしい夜になりました。

 


ITSUKO: 高齢の母のため秋田県大仙市の実家に移住。元ニットデザイナー。NHKのすてきにハンドメイドに出たり、手芸本に作品を提供していました。実家の森川農園の手伝いもしています。森川農園ではアスパラガス・ダリア・野菜・米をなどを栽培しています。2018年乳がん発症闘病中。両足人工股関節。 カザフスタンの歌手 ディマシュ クダイベルゲン dimash のファンです。 農家めし雪国の自然農のブログも書いています。 コロナウイルスをきっかけに世界情勢に目覚めました。日本大好き。美しい日本を守りたい。参政党を応援しています。 くわしいプロフィールはこちらです。 トップはこちら