ここのところ、抗がん剤の副作用で大変でした。
今日、夜になってなんとか気分がおちついてきました。
3~4日、穀類がまったく食べられず、だるくてフラフラしてました。
食べた方が良いということは本人が一番わかっている
こういう時には、食べて体力をつけるのが大事ということは、誰よりも本人が一番よくわかっています。
だけど、どうしても食べられないのです。見るだけで気持ちが悪くなるのです。無理して食べれば吐きそうです。
嘔吐すると苦しいだけではなく、余計な体力を使います。それだけではなく、脱水症状を起こすことさえあります。だから無理して食べる必要はないのです。
そんな時にウチの母、まったく無神経に、
「食べないと体力が落ちるよ、ご飯を食べなさい!!」 です。
そんなことは言われなくても、本人が一番よくわかっています。食べられるくらいならだれも苦労しない。それができないから苦しんでいるのですよ!!
まったくわかっていない。
今はそんな気持ちを説明するのさえ、つらい状態なのです。ただでさえ頭が固くなった母に物事を説明するのは大変なのに、今は話す元気もない。
体の状態が悪いのに加え、余計なことまで断定的に言われ、気分がさらに落ち込みます。
まったく、どうしてこうも無神経なのか??? 自分の母親だけどイヤになります。
とにかくこんな時には、もう顔をなるべく合わせないように自分の部屋へ退散します。やりあうだけ私が消耗し、疲れるだけなのです。
半分ぼけた老人に多くを期待するのは無理
母は、乳がんというものがどのような病気なのか、理解していないのでしょう。患部を切り取ったから大丈夫くらいに思っているんでしょう。
乳がんて全身病で、一度罹患したら一生つきあわなくてはいけない病気なのです。
母より先に死ぬわけにはいかないと頑張っているというのに、その母がストレスの原因なのだから厄介。
いろいろ説明しても、もう理解できるとは思わないし、わかったようなことを言っても、次の日には忘れている。
ボケたとは言えプライドはあるので、勝手に家の中のことなど変えられないのです。
そして、言うことは母親が子どもに命令している口調(涙)
やってらんない!!
自分もそう言っていなかったか反省
今回の母の言葉で、自分自身も反省しました。
食べられない人に、無理やり食べさせようとしていなかった?
不用意な言葉をかけていなかったか?
こんな時には
「食べなければ弱るよ。」 ではなくて
「何なら食べられる?」 と言う言葉がいい。
または
「もう少ししたら食べられるようになるから、今は無理しなくていいよ。」
がいい。
自分が具合悪くなって、ようやく気がつきました。
母は、父も肺がんで見送ったのだけど、父にもこうして無理強いをしていたんだろうか? その時、父は母に何も言わなかったんだろうか?
食べなければ体力が落ちるよ、と言ってはいけない
今回、自分が副作用に苦しみ学びました。
食べられなくて苦しんでいる人に、
「 食べなければ体力が落ちるよ、食べなさい。」
と言ってはいけない。
食べたくない人は、だまって見守るか、
「何なら食べられる? 」
と声をかけてあげるべきだと!
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