オペの前日に洗髪してからシャンプーしていませんでした(泣) 頭がかゆくて気が狂いそうです!
昨日、看護婦さんが「あとでシャンプーしてあげますね」というので楽しみにしていたら、忙しくて時間がなかったらしく、結局洗ってもらえませんでした。
忙しい看護婦さんたち、仕事は優先順位があるはずです。シャンプーなんて一番重要度が低いはずです。しょうがありませんね。
洗面所のシャンプー台で自分で洗う!
今日は、意を決して自分でシャンプーすることにしました。
部屋は4人部屋で、トイレとミニの洗面所がついています。病院には部屋のほかに共同のトイレ、洗面所、コインランドリーなどがあります。この共同の洗面所にはシャンプー台がありました。
まだ、左手を高く持ち上げてはいけません。でも、左手を添えるくらなら使えます。シャンプー台の前のいすに腰掛けて、ゆっくり右手を中心に使って洗髪しました。気持ちイイ~~~
当たり前にできることに感謝
こうしてシャワーをあびたり、シャンプーしたり、いつもは普通にできることです。できて当たり前のことです。でも本当はありがたいことなのだと実感しました。病気にならなければ、シャワーやシャンプーがありがたいなんて思うことはなかったでしょう。
できて当たり前。五体満足で当たり前。日ごろ、なんて傲慢に生きていたのか反省です。
この世に中に人間として生まれ、両親の愛に育まれ、結婚し子供も生まれ、この年まで生きてこられたということは奇跡です。感謝しなくては!!
医者はたいへんな職業
今日は、土曜日。病院は外来がお休みです。私が入院した病院は公共の病院です。先生は公務員のはず、土日、祝日はお休みのはずです。今日は先生は病室に来ないだろうなと思っていたら、今朝も来てくれました。
医者ってたいへんだ! 土曜日も病院にくるんだぁ!!
世の中にいろいろ職業があれど、医者は最高峰の仕事のひとつと思う。だけど、たいへんな仕事のひとつでもあるよね。ちょっと間違えたら、患者さんが死んじゃうもん!
私は、ちゃんと土曜日も来てくれるよい先生に恵まれました。
それから、昔、股関節のオペをしたときには、土日は看護婦さんも、看護助手さんも、お掃除のスタッフもお休みが多くて、病院中がよごれていたけど、今回はそんなことはありません。土日もスタッフが十分にいて、病院内もきれいです。
人口減少で病院も淘汰される時代にはいり、こんなところにも変化が出ているんだと思いました。
妹夫婦のお見舞い
お昼ちょっと前、聞き覚えのある声が聞こえた、と思ったら妹夫婦がお見舞いに来てくれました。
私がすごく元気なのにびっくりしてました。きっと痛がっているだろうな、と思って来たそう。忙しいのに遠くからありがとう ♪
例の一晩中、家に帰ると騒いだおばあさんの話や、実家の母の話をして楽しく過ごしました。日ごろ忘れているけど(爆)この世の中にたった一人の血をわけた妹だからな、もうちょと大事にしないとな!!
乳がん・がんにたいする理解度
私も今回乳がんになり、いろいろ勉強しました。それまでは、がんに対する知識などぜんぜんありませんでした。
お見舞いに来てくれた妹と話をして、やはりぜんぜん知識がないと言うことがわかりました。
がんは、切ってしまえばそれで直る、と思っている人がいまだに多い!! 今回の私の乳がんも、妹は、手術が終われば完治と思っていたようです。乳がんの治療はオペが終わってからが本番です。
病理検査の結果を見て、どんなタイプのがんなのか見極め、治療方針を決め、何年もの長期戦で付き合っていかなければいけないのです。ある意味一生のお付き合いになります。
がんはその部分を切っても、目に見えないがんの芽を体内にいつも抱えていると言うことなのです。死ぬまでがんとはお付き合いしていかなくてはいけないのです。
運がよければ、がんの芽はおとなしくしていてくれたり、完全に消えたりしてくれて、天寿を全うできます。
運が悪ければ、また自分の体でがんの芽は大きくなってがんになり、増殖してあちこちに転移し、命をうばってしまいます。
食事療法などでがんばって、ある程度コントロールできることもあるけど、再発するのか、転移するのか、生き延びられるのかなんてお医者さんにもわからない。神のみぞ知るです。
こわがっても仕方がない。なるべく楽しいことをして、笑って、自分できることをするしか方法はない。そして光免疫療法などの新しい治療方法が発達するのを待つ!!
いまや日本人の半数ががんになる時代です。もっと勉強しておけば防げることもあるかもしれないし、たとえかかったとしても困らないことも多いだろうに。
私が元気になったら、自分の体に起こったことをみなさんにもっと伝えていかなければ、と思いました。こんな体験でも、少しはお役にたてばうれしいです。
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