東京で10年間、手芸店をやっていたときには、本当にいろいろな経験をしました。
楽しいこともいっぱいあったけど、夜も眠れぬほど恐ろしかったことや、胃に穴が開くほどイヤなできごとも数多くありました。。
今から思えば、普通の主婦ではできないエキサイティングな経験で、本当に勉強になりました。
他人を否定ばかりしている人とつきあってはいけない
目次
起業は究極の人生勉強
その人生勉強の中のひとつに、他人を否定ばかりする人とつきあってはいけない!! というものがあります。
「ぜんぜんダメね。だから儲からないのよ!」
初めから、こんな感じで頭ごなしに話す人は信用なりません。
今すぐに離れてください!
否定から入るのには訳がある
他人を否定ばかりする行為を、最近では「マウンティング」というようになりました。
自分が相手より優れているということを、相手に意識させるための発言や態度のことを指します。
相手より自分が優位だと示す行為マウンティングの語源は、サルなどの動物が序列を確認する行為からきています。
サルが他のサルに交尾の姿勢を取ることで、上に乗った方は優位、下になった方は無抵抗ということを指しています。
人間社会でも広く使われるようになった「マウンティング」という言葉は、これと同じように他者に自分の優位性をアピールする際に使われます。
相手を全否定して落ち込ませ、上下関係を作って上に立ちたい、という心の現れなのです。
そして自分の都合の良いように持っていき、その人をコントロールしようとしているのです。
1 対 1 の場合だけではなく、一般社会でも同じです。
うぶな社会人1年には、ブラック企業がこの手法をつかう!
あやしげな新興宗教なんかも、心が弱った人にむかって「お前はダメだ。このままでは地獄に落ちる。」と勧誘する!
ブラック企業や新興宗教は、この手法が有効なことを知っていて、わざと利用しているのです。
しかし、時には無意識でこれをやっている個人がいるから要注意です。
私もこんな強烈な人と出会ってしまいました (笑)
他人を全否定ばかりする人と出会ってしまった!
私のキャリア、技術、すべて否定する。まともに話を聞いてあげると、ますますつけこんでくる。他人の領域に土足でズカズカと踏み込んでくる。
あきらかに私の上位に立ってコントロールし、利用しようとしていたのです。
例えばこんな感じです。
「 技術を教えるなんて何の価値もない。」
「 資格なんてなんの足しにもならない。」
「 商品販売に比べたら、出版なんてクリエーターとして最悪のこと。」
「 貧乏人を相手に商売しているから、苦労ばっかりしているのよ。」
なんでこういう言い方をするのか観察してみました。
結局、自分に自信がない。自分に技術がなく、知識もなく、資格がなく、それを責められるのが怖いから先制攻撃してくるのでした。
無意識に優位に立とうとしていたのです。
出版も、自分ができないことがよほどくやしかったのでしょう。
そして、自分の商品、コンテンツを私のお客様に売りつけたかったのでしょう。
私の技術や、私のお客様を利用したい。そのために自分に有利なように、私を支配してしまおうと無意識にあんな言葉をはいたのでしょう。
他人を否定ばかりする人はいつもトラブルを抱えている
この人の周りはトラブルであふれかえっていました。裁判沙汰を2件かかえていました。
それはそうでしょう。いつも喧嘩を売っているようなものだから。
でも本人にはそれがわかっていませんでした。あいかわらず頭から「相手が悪い! 」でした。
私は、おでこに「お人好し」と書かれているような単純な人間です。だから、結構簡単にコントロールできると思われてしまったのでしょう。
私の悪い癖でちょっと私が我慢すればそれですむ、と考えてしまう所がある。
相手を傷つけたくない、相手の気分を害したくない、事を荒立てたくない、という心理が働いてしまうのです。
それがいけなかった。
私の領域に土足で踏み込まれた時点で、明確に、
「これ以上踏み込むな! なめるんじゃねぇ!」
と言わなければいけなかった。
特に資格を持っている人には、その資格について朝から晩までけなして、すべてを変えさせようとしました。何人かを巻き込んでいやな思いをさせてしまった。
あとから気づいたがもう遅かったのです。私に相手につけこまれるスキがあったし、あまりにも無警戒だった。お人好しもここまでくるともはや公害です。
他人を全否定ばかりする人とはすぐに関係を断つ!
上から目線でしかものを言わない人、他人の否定ばかりしている人のいうことは信用しないこと。
真に受けて落ちこんだらいけない。言いなりになってはいけない。
可能ならすぐに関係を断つこと。遠くに離れること。我慢していたらいけない。
かかわって争っていたら貴重な時間が奪われるだけです。
今から思うと、マウンテイングするのは自分に自信がないということのあらわれだったのでしょう。
相手を蹴落とすことでしか、自分の承認欲求を満たせないかわいそうな人だったのです。
本当にいい人生勉強の教材でした。成長させていただいた。
器の大きな人は、まず相手の存在を認める
人間の器の大きい人は、まず相手の良いところを見つけて認めようとします。一旦すべてを受け入れてくれます。
大物に全否定から入ってくる人は一人もいません。本当の大物は人格者です。
今後のために、肝に銘じておきます!!