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母の敬老会を見て思う 私たちの時に敬老会なんてないに決まっている

今日は、母たちの敬老会でした。

大仙市の旧仙北地区の75歳以上が一堂に集まる敬老会です。

母にとっては、旧友たちの生存確認ができる日。情報収集できる貴重な日なのです。

ASSY / Pixabay

平和な日本でよかったね

自宅ちかくの集会所まで市のバスが迎えに来てくれ、集まったご老人たちを、市の中心のエンパイヤホテルまで連れて行ってくれます。

保育園児の歌やお遊戯を見たり、民謡歌手の歌を聞いたり、議員さんのお祝いの言葉を聞いたりするらしいです。

普通よりはちょっとだけ豪華なお弁当と、缶ビールにお茶に、日本酒が徳利で出るようです。

お世話をしてくださるのは、市役所などを退職した方たち。60歳代はこの町では若手です(笑)

高齢化率、人口減少率が日本一の秋田県

65歳以上が人口の50%ほどの秋田県。その比率はますます増えています。

恐ろしい勢いで人口が減っています。ウチの実家のまわりを見ても、すでに住人がいなくなって廃墟になっている家が数件。老人の一人住まいや老夫婦だけの家が10件ちかくあります。

あと5年で、そこも廃墟になるでしょう。

今後どうするんだろう? 雪深いこの地で、生活が成り立っていくのだろうか? 考えると怖くなります。

そして、いろいろ考えても私の弱い頭では到底、解決策が見つからないのです。もっと若かったら、産めよ増やせよと協力できたけど、もう手遅れです(笑)

敬老会も税金で賄われている

これほど高齢化が進む前には、高齢の記念品が贈られていたようです。100歳まで長生きすると100万円のお祝い金がもらえたこともあったそう。

今は、税金を納める若い人が減っているので、そんな余裕はありません。今なんて100歳まで生きる人がざらにいるのだから、お祝い金なんてあげてたら財政が破産します(笑)

母たちは、記念品やお祝い金がもらえた時代のことを知っているので、自分たちはもらえなくなったと不満。
「今は、ビールじゃなくて安い発砲酒しかついてこない」 と怒り心頭でした。

でも、もらえるだけマシだよ。敬老会があるだけいいよ!!

私が母の年齢になる20年後なんて、敬老会なんてあるわけがない。

何しろ、まわりは後期高齢者だらけでしょうから。

というより秋田県が存続しているのか? 日本が独立国としてあるのか???

敬老なんて言葉があることに感謝ですよ。これも日本がまだ平和なあかしです。

20年後の日本 労働力不足で動ける老人は働いている?

そのころは外国人労働者がたくさん入って来ているのでしょうか?

人工知能を備えたロボットが働いているのでしょうか?

想像もつきませんが、言えることは、

自分で働ける間は働くこと、歩けるうちはは人を頼らず生活すること

が求められると思います。

助けてくれる若い人なんて、もう周りにはいなくなります。

現在の日本最高齢者

2018年7月29日の産経ニュースより

国内最高齢になった福岡の115歳、田中カ子(かね)さん「あと5年は頑張りたい」

国内最高齢者となった115歳の田中カ子(かね)さんが、入居している福岡市東区の有料老人ホームで取材に応じ、「びっくりしている。みんなのおかげです。どうもありがとう」と感謝を述べ、何度も頭を下げた。

田中さんは1903(明治36)年1月2日生まれ。市内の米屋に嫁ぎ、子宝にも恵まれた。孫やひ孫は「数えられん」。現在は耳が遠く補聴器を付けているが、歩行を補助するシルバーカーを押しながら、自分で食堂やトイレにも行く。

スタッフによると、田中さんは食欲旺盛で、甘い物が好き。缶入りカフェオレを毎日3、4本飲む。朝食後のオセロ風ゲームが日課で、負けると機嫌が悪くなる。

趣味は習字や計算。結婚した職員に、筆で力強く「幸福」と書いた色紙を贈り、足し算や割り算の問題を粘り強く解く。「おいしい物を食べて勉強して、これ以上ありません。あと5年は頑張りたい」と笑顔で話した

この時のかねさん、おしゃれな洋服を着て、ネックレスもつけて、マイクの前でちゃんと受け答えしているのです。驚きました。うちの80代の母よりよほどしっかりしているわ。

あやかりたいです。

趣味は習字や計算で、足し算や割り算の問題を粘り強く解く

これがかねさんがしっかりしている理由ですね。

かねさんが得意な計算が私は苦手で、もう脳が拒否するのです。手編みサロンの材料費などの精算の時、生徒さんに「お釣りはいくらか計算して私に言ってください。」とお願いするほどです(涙) 計算機を手にした日から、私の脳は怠けることを知ってしまいました。

母を非難している場合ではないですね。

体を鍛えて、脳も鍛えて、できる限り働きます

かねさんを見習って、体を鍛え、脳も鍛え、できる限り働きます。

働くのはちっとも苦じゃない。

私が苦なのは何もすることがないこと。そして誰からも頼りにされないこと。

できるだけ元気で、誰かの役にたつようにがんばりたいものです。

そしてある日ぽっくりと逝くように、とげぬき地蔵にお参りしてきます(笑)

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ITSUKO: 高齢の母のため秋田県大仙市の実家に移住。元ニットデザイナー。NHKのすてきにハンドメイドに出たり、手芸本に作品を提供していました。実家の森川農園の手伝いもしています。森川農園ではアスパラガス・ダリア・野菜・米をなどを栽培しています。2018年乳がん発症闘病中。両足人工股関節。 カザフスタンの歌手 ディマシュ クダイベルゲン dimash のファンです。 農家めし雪国の自然農のブログも書いています。 コロナウイルスをきっかけに世界情勢に目覚めました。日本大好き。美しい日本を守りたい。参政党を応援しています。 くわしいプロフィールはこちらです。 トップはこちら