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10万円給付金の申請書類がきて、母(80代)を見て思ったこと

来ました、来ました!

「特別定額給付金」のお知らせです。

昨日、私が住んでいる秋田県大仙市の新型コロナウイルス対策支援相談室というところから郵送で届きました。

本当にもらえるんだ Σ(・□・;)

「低額」ではなく「定額」です・・・・・すごい皮肉(苦笑)

10万円給付金の申請書類がきて、母(80代)を見て思ったこと

もはや書類を読んで理解して書くという能力はない

私は、母と同じ家に住んでいますが、世帯は別にしているので、母のぶんと私のぶんの書類が別々に届きました。

開けてみると、いろいろ記入するところと、本人確認の書類のコピーと預金通帳のコピーを貼り付けるところがありました。

郵送か、オンラインでも申請できると書いてありました。

窓口でもできるけど、三密を避けるためにできるだけ郵送でお願いします、ということです。

ここで母の反応を見てみると、10万円がもらえるという事は、テレビを見ているので知っています。

しかしここから先、自分で書類を記入したり、添付書類を準備したりしようという気はさらさらなく、

「一緒にやって!」 と私に丸投げです。

私だけの申請ならオンラインでさっさと済ませてしまいますが、母にはオンラインで申請したという事を理解させることが難しいと思いました。それで目の前で記入して見せて、郵送することにしました。

そこで「マイナンバーカードと通帳を貸して。」と私が言うと「それをどうやって貼り付けるの?」というではありませんか!

「実物ではなく、コピーをとって、コピーを貼り付けるんだよ。」と説明しましたが、そもそもコピーするという発想がないのにおどろきました。

よく読めば理解できるのかもしれないけど、もはや半分ぼけていて、ずっと前からすべての書類という書類は自分で書いたことがないのです。

父が亡くなった6年前から、役所に届ける書類も、保険関係などすべて、私たちがやったのでした。

そして「明日は、役所は日曜だから休みだよ。」と言うから、「三密をさけるために郵送で送ってほしいんだよ。」と説明したけどわかっているのか?

日曜日は役所は休みだという古典的な事は忘れてない(苦笑)

郵送だと言ったら「切手はちゃんと貼ったか?」と、おかしなところには気がつく(苦笑)

「これは切手を貼らなくても着く郵便なんだよ。」 と、また説明しなくてはいけない。

80代、おかしなところはちゃんとしていて、還暦過ぎた娘の私に説教たれたりするくせに、肝心な事はもうまったくできないのです。

近所の一人暮らしの友人のことを思い出して「○○さんはどうやってコピーとるんだろう?」と言うので、「コンビニでコピー取れるんだよ」とまた説明 Σ(・□・;)

いなかの80代なんて、コンビニにさえ行ったことがない人がいます。コピーをとる方法さえ知らない人が大勢います。

80代なんて簡単にだまされてしまう!

実の娘で、こうして善良な良い娘(自分で言うな!)だから、ちゃんと記入して書類を出してあげるのだけど、こんなぼけた老人なんて、だます気なら簡単にだませると思います。オレオレ詐欺なんて、朝メシ前だろうと、母を見ていて思います。

自分ではちゃんとしているつもりなんだろうけど、もはや世の中の動きにはついて行けないし、新聞もテレビも見ていることは見ているけど、ほとんど理解できていないのです。

朝ドラだって、ストーリーをあんまり理解できない。えっ、どうして毎朝みているのに、これがわからないの? といつも愕然とします。

 

 

ここで、ふと思い至ります。

世の中には、ひとり暮らしとか、老夫婦だけで暮らしている人がいて、書類をもらっても申請の方法がわからない人がたくさんいるのではないだろうか?

それから、たとえちゃんとわかっても、ポストまで自力で行けない人もいるのではないか?

多くの人が、10万円さえももらえずに、期限がすぎてしまう可能性があるのではないか?

民生委員とか誰か、ちゃんと対応してくれるんだろうか?

国は税金など取り立てる事はしつこく言ってくるけど、くれる時にはこちらから言ったり、申請したりしないと知らんぷりだからな (-_-メ)

ドイツかどこかの国のように、黙っていても通帳に振り込まれているようには、日本では無理なんだろう。マイナンバーさえ頓挫しているのだから。

あと20年したら私もこうなってしまうのか?

そして、いつもここに行きつきます。

ああ~~~、あと20年もしたら私もこうなってしまうのだわ ( ;∀;)

なんとか、少しでも自力で生きて行けるように、ボケないように、自力で歩けるようにしておきたいものです。

筋肉が落ちないように筋トレして、ボケないように考えたことをアウトプットしていこう!

好奇心を失わないように、人とコミュニケーションをとって、新しいことを億劫がらずにやろう!

自分でできる事は、安易に子どもを頼ったりしないでやろう!

そう心に誓った夜でした。

明日は、書類をポストに投函してきます。

 

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ITSUKO: 高齢の母のため秋田県大仙市の実家に移住。元ニットデザイナー。NHKのすてきにハンドメイドに出たり、手芸本に作品を提供していました。実家の森川農園の手伝いもしています。森川農園ではアスパラガス・ダリア・野菜・米をなどを栽培しています。2018年乳がん発症闘病中。両足人工股関節。 カザフスタンの歌手 ディマシュ クダイベルゲン dimash のファンです。 農家めし雪国の自然農のブログも書いています。 コロナウイルスをきっかけに世界情勢に目覚めました。日本大好き。美しい日本を守りたい。参政党を応援しています。 くわしいプロフィールはこちらです。 トップはこちら