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バルセロナ旅行記 カサ・ミラ

2018年12月、シニア夫婦でバルセロナに1週間いってきました。

ツアーではなく、自分たちで計画・予約した個人旅行です。

本日はガウディの建築で人気のカサ・ミラを紹介いたします。

バルセロナのメインストリートにあるカサ・ミラ

このカサ・ミラも、カサ・バトリョと同様に、バルセロナのメインストリートのグラシア通りにあります。

この建物はガウディが54歳の時に設計し、1905年から2年かけ実業家のペレ・ミラとその妻ルゼー・セギモンの住宅、兼、集合住宅として建設されました。

今でも、ここに数世帯が住んでいるそうです。世界遺産に実際に住んでいるなんて驚きです!

カサ・ミラは直線部分をまったく持たない建造物になっています。曲線で構成された建築で、波のうねりのような雰囲気で、一般的な現代建築とはちがっています。

建設当時のバルセロナ市民はカサ・ミラを醜悪な建物と考え、「石切場(ラ・ペドレラ)」というニックネームで揶揄していたそうです。

今日では1984年にユネスコの世界遺産に登録され、バルセロナを代表する歴史的建造物です。

プレミアムチケットで入場

この建物も、春から秋にかけての観光シーズンは入場に長い列ができるそうです。それを聞いていたので、行く前にネットでプレミアムチケットを買ってから出かけました。

これは日にちだけが決まっていて、時間は何時でもすぐに優先的に入れるチケットです。時間指定よりはちょっと高いけど、時間にしばられないので便利なチケットです。

おかげ様で、お昼ごはんの時間とか、ステップ オン バスの運行時間などを気にせずに入場できました。

入場してチケット予約を見せて、そのあと隣にあるオーディオガイドの貸し出しカウンターへ行き、「ジャパニーズ(日本語)」と言ってオーディオガイドが借ります。

次に荷物検査があります。ガウディの建築が心無い人たちに傷つけられたら大変なので、どこでも空港のセキュリティ検査のような荷物検査がありました。

その後はエレベーターで一気に屋上へ。

ガウディ特有のオブジェ


かぶとをかぶった兵隊のようなオブジェ。煙突などを上手に隠しながら装飾してあるのだそうです。


立ち並ぶオブジェ。


山の稜線をイメージした床は、波打つ構造になっています。
観光客にとっては、階段の上り下りがあるので疲れるのですが(笑)


ソフトクリームのようなオブジェ。
これは、トレンカディスと呼ばれる破いたタイルを張り付ける方法で作られています。

吹き抜けの中庭


建物中庭面を覆うように、ぎっり窓が並んでいます。自然光を取り入れる工夫がなされています。


カサ・バトリョにもありましたが、こちらのカサ・ミラでも灯りとりの吹き抜けや窓が工夫されていました。

実用面で使用できるのは当然のこと、美しさを最大限考えているのです。

クジラの骨を参考にした構造


曲線で作られいるカサ・ミラ。

ガウディはクジラの骨を参考に強度を考えたのだそうです。この画像は屋根裏の構造物です。

この屋根裏部屋は、ガウディの建築を説明したものや、ガウディがデザインした椅子などが置かれてありました。

バルコニーの手すりは波にただよう海藻のよう


ガウディはその当時からリサイクルなどを考えていたそうで、この手すりの鉄も再利用だそうです。


こちらは天井のオブジェ。みどりのところは緑色の空き瓶をたくさん埋め込んでありました。

街並みやお土産物までガウディを意識して作られてある


こちらは、カサミラをはさんで道路の向かい側にあったバス停です。ガウディのタイルを使った装飾を意識して作られています。

街中、ガウディの建築に合うようにデザインされています。お土産の色や形まで、ガウディのカラーです。

バルセロナ市民はガウディに感謝しても感謝しきれないですね Σ(・□・;)

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ITSUKO: 高齢の母のため秋田県大仙市の実家に移住。元ニットデザイナー。NHKのすてきにハンドメイドに出たり、手芸本に作品を提供していました。実家の森川農園の手伝いもしています。森川農園ではアスパラガス・ダリア・野菜・米をなどを栽培しています。2018年乳がん発症闘病中。両足人工股関節。 カザフスタンの歌手 ディマシュ クダイベルゲン dimash のファンです。 農家めし雪国の自然農のブログも書いています。 コロナウイルスをきっかけに世界情勢に目覚めました。日本大好き。美しい日本を守りたい。参政党を応援しています。 くわしいプロフィールはこちらです。 トップはこちら