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バルセロナでおきたとんでもない出来事!

バルセロナ旅行の6日目、明日は日本に帰るという日におきた出来事です。

仕事で何十回も、何百回も海外へ出張している主人も、こんな出来事にあったのは初めてです。

RyanMcGuire / Pixabay

それはバルセロナの地下鉄でおきた

まだそれほど混んでいない午後3時頃でした。

その日の予定を終え、少し早めにホテル帰って休もうと思い地下鉄に乗りました。

地下鉄の車内は、ほとんど地元の人と思われる人が席に腰かけていました。

私たちが乗り込むと、高校生くらいの若い女の子が4~5人ドバッと乗ってきました。ちょっと肌の色が浅黒い移民の子たち、という感じの子たちでした。

私たちのまわりを取り囲み、何かみんなで聞いてきます。地下鉄の駅のこととか切符のこととか聞いているようです。でもよくわからないので、主人も「I don’t know.」などと言っていました。

席が空いていたので座りましたが、地元の人たちが何か私たちに言ってます。でもスペイン語だから何もわからない( ;∀;)

その時、私はガイドブックに書いてあったスリのことを思い出し、主人に
「スリだ。お財布は?」
と叫びました。

やられてました!!

主人はジーンズの前のポケットにサイフを入れていたのです。

サイフを返せ!

サイフを返せ!
と、主人があの女の子たちの所にちかずきました。

誰かわかりませんが、主人の財布を地下鉄の床に投げ捨てました。

それをひろって中身を確かめました。

現金もクレジットカードも無事でした。

この間ほんの数分。女の子たちは次の地下鉄の駅で降りて逃げました。

Free-Photos / Pixabay

地元の人たちがスリだと言っていたようです

地下鉄に乗っていた地元の人たちは、私たちに「スリだ、スリだ」と教えていたようです。
あの女の子たちには「お財布かえしなさい!」 と言っていたようです。

私は、サイフを投げ出したのは、あの女の子たちのうちの一人だと思ったのだけど、主人は、席に座っていたおばさんがお財布を取り返してくれていて、それを放り投げたようだ、と言ってました。

犯人でなかったら、放り投げたりしないで手渡してくれるよね?

まぁ、どちらでもいいのですがお財布が無事で本当によかったです!!

主人のリュックの口も、私のバッグのファスナーも一か所あけられていました。主人もリュックからは何も取られませんでした。

私も、バッグにはガイドブックしか入っていない所だったので、何も取られませんでした。

私は、お財布はすられるから持ち歩いていませんでした。バッグのファスナーが開けにくいポケットがあるので、そこに小銭と最低限のお札の数枚だけ入れてありました。

クレジットカードは、2重にファスナーがあるポケットに入れていました。

パスポートはホテルの金庫に保管していて、パスポートのコピーだけを持ち歩いていました。

スマホは首からぶら下げていました。

お陰様で何も取られずにすみました。

主人は、さずがにお尻のポケットにお財布は入れていなかったけど、前ポケットは大丈夫と思っていたようです。

相手はプロです。どこのポケットだって、サイフをするなんて朝飯前です。やはり油断していました。

スリの手口

あの女の子たちは典型的なスリ集団です。

スリは、ほとんど一人ではやりません。数人でグループを組み、一人が話かけたり、ものを落としたりして注意をひきます。数人が周りを取り囲み、手元が外の人から見えないようにするとともに、私たち被害者が身動きできないようにします。

その間に、ポケットから財布をすったり、かばんを開けたり、刃物でかばんを切ったりして盗みます。

私たちはすいている時間だったので、主人が「サイフを返せ!」と女の子たちに再びちかずく事が出来ました。まわりの人たちも、空いていたので一部始終を見て気がついてくれました。

そして、うちの主人はガタイが大きく、一見こわそうです。「どこの組長ですか?」とよく言われます(笑) だからサイフを放り投げたのかもしれません。

無事だったからよかったものの平和ボケを反省

日本は平和でスリにあうことなんてまずないし、事件に巻き込まれることもありません。

平和だから現金を持ち歩く習慣が抜けないそうです。いつもスリに合う国だったら、絶対多額の現金は持ち歩かないですもん。

そういう国は、いち早くキャッシュレス化して、スマホで決済したり、クレジットカードで決済しています。平和な日本は平和すぎて遅れをとってしまいました。

私たちも、二人での海外の観光旅行が3度めになり、緊張感に欠けていたことを反省です。

たぶん疲れた顔でボーッーとしていたんだろうな(苦笑)

他人事ではない移民の受け入れ

バルセロナは労働力不足のため、海外の移民を積極的に受け入れています。飲食店の調理やホールは、ほとんどが移民と思われる人でした。

順調に仕事に慣れてまじめに働く移民ばかりではないのです。移民先になじめず、犯罪に手を染める人が出てくるのは当然のことと思います。

日本でも法律が変わり、移民が来ることが決定的です。諸外国の例を参考にして、移民の人たちにも、日本人にもよい社会にしていかなくてはいけませんね。

とにかく何も取られずによかった~~~

よい経験をしました。次回は、絶対にスリにあわないよう気をつけます。

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ITSUKO: 高齢の母のため秋田県大仙市の実家に移住。元ニットデザイナー。NHKのすてきにハンドメイドに出たり、手芸本に作品を提供していました。実家の森川農園の手伝いもしています。森川農園ではアスパラガス・ダリア・野菜・米をなどを栽培しています。2018年乳がん発症闘病中。両足人工股関節。 カザフスタンの歌手 ディマシュ クダイベルゲン dimash のファンです。 農家めし雪国の自然農のブログも書いています。 コロナウイルスをきっかけに世界情勢に目覚めました。日本大好き。美しい日本を守りたい。参政党を応援しています。 くわしいプロフィールはこちらです。 トップはこちら

View Comments (2)

  • こんにちは、バルセロナ旅行記、楽しく読ませていただきました。
    スリの女の子達は、移民の子ではなくたぶんロマ(ジプシー)の子供です。
    ロマに対しては、ヨーロッパはとても冷たいです。
    ほとんどの国で戸籍もパスポートもないのです。
    人間として認めてないのです。
    人権にうるさいはずのヨーロッパで、差別されています。(たぶん移民よりも)
    まあ、差別されるだけの事はいろいろあるのでしょうが・・
    ヨーロッパ内なら彼らは、パスポートがなくても移動できるので
    問題ないのでしょうが・・・
    いろいろな人種の人達が、暮らしていくのは大変です。

    • コメントありがとうございます。
      なるほど、ジプシーですか・
      ジプシーという言葉はよく聞くのですが、私には実態がいまいちよくわからなくて・・・
      色々な人種が暮らしていくのには、それなりの苦労があるんですね!!