私の乳がんは、病理検査の結果、
1 乳がんの大きさ 4.5cm 非浸潤がん部と合わせて6.0cm 浸潤がん
2 切除断片(手術時の切れ端)がん細胞 なし
3 リンパ節転移 なし
4 病理学的悪性度 中
5 血管やリンパ管へのがん細胞の入り込み なし
6 ホルモン受容体 エストロゲン受容体 あり (10~20%)
プロゲステロン受容体 なし
7 HER2(ハーツ) なし
8 増殖能(Ki-67) 高 (40%)
というものでした。
リンパ節への転移はありませんでしたが、浸潤がんである以上、検査で検出できないほど微小ながん細胞が、すでに転移している可能性がないとは言い切れません。
なので、抗がん剤治療も受けました。
自覚症状はまったくなくても、すでに転移している可能性があるから、気をつけて生活しなければいけない、という事件がヨーロッパでおきました。
検査で検出できないほど微小ながん細胞の組織がすでに転移していた臓器を、他人に移植した場合の最悪のケースが起きてしまったようです。
移植された臓器から乳がん発症 患者4人中3人が死亡 欧州
(CNN) 同じ人物から臓器提供を受けた欧州の患者4人がその後相次いで乳がんを発症し、うち3人が死亡したとの報告が、このほど米国の移植医療の専門誌に掲載された。研究者からは「極めて異例のケース」だと強調する声が上がっている。
報告の著者であり、オランダのアムステルダム大学で腎臓病について研究するフレデリーケ・ベメルマン博士は今回の事例について、移植免疫の分野に20年携わってきた中で初めて起きた「極めて異例」のケースだと指摘。一方で、移植医療の過程で何らかの問題が生じる「小さなリスクは常にある」とも述べた。
当該の臓器提供者は2007年に脳卒中で死亡した53歳の女性。医学的な症状は確認されておらず、提供された腎臓、肺、肝臓、心臓にも悪性腫瘍(しゅよう)は見られなかった。
提供を受けた患者3人のうち、肺の提供を受けた42歳の女性は移植手術の16カ月後に臓器の機能不全のため入院した。その後リンパ節にがん細胞が見つかり、DNAを分析した結果、肺を提供した女性のものと一致することが分かったという。
左の腎臓の提供を受けた62歳の女性と、肝臓の提供を受けた59歳の女性も同様のがん細胞の転移によってそれぞれ13年と14年に死亡した。4人目の患者は、提供された右の腎臓の摘出や免疫抑制療法の停止、化学療法の実施により一命をとりとめた。
研究の結果、提供者の臓器には検査で検出できないほど微小ながん細胞の組織がすでに転移していたとみられている。臓器移植を通じてがん細胞が別の患者に伝達される事例は過去にも報告されているが、乳がんで確認されたのは初めてだという。
臓器移植は皮膚がんの大部分などの例外を除き、悪性腫瘍を持つ患者からの提供が認められていない。臓器提供者から腫瘍が伝達されるリスクは1度の移植につき0.01~0.05%とされる。
英キングス・カレッジ・ロンドンのグレアム・ロード教授は、がんの早期発見の取り組みにおける実験的なプログラムに言及し、今回のような「極めて異例の微小転移の発生」を将来回避できる可能性があるとの見解を示した。
cnn.co.jp 2018.09.19 より
臓器提供者は2007年に脳卒中で死亡した53歳の女性。医学的な症状は確認されておらず、ということなので、まだ乳がんの自覚症状もなく、病院で治療も受けたことがないということなのでしょう。
ということは、この女性がもし生きていて、乳がんを自覚して病院へ行った時には、もうすでに多臓器に転移していたということです。たとえ乳房の腫瘍だけしか見つからなくても、目にみえないがん細胞がもう他の臓器に転移しているのです。
私にだってその可能性はある
う~~~ん、やっぱりこういうことがあるのですね。
私だってそうかもしれない(涙) その場合は、転移しているがん細胞が小さく、マンモやエコーでも、MRIやCTでもわからないということです。
くよくよ心配してもしょうがない。たとえ転移していても、そのがん細胞におとなしくしていてもらえばいいのです。生活習慣をかえて、食事も気をつけて、ストレスをためないように生きなくては!
ここのところ、抗がん剤が終了して2か月以上たち、体調も良くなってきて油断していました。いただいたお菓子をつまみ食いしたり、コーヒーも蜂蜜を入れて何杯も飲んだり、夜更かしをしてブログを書いたり(爆)
ちょっと気を引き締めなくてはいけないなぁ。
半分ぼけた母を残して先に逝くわけにはいきませんから。
まだまだやりたいことはいっぱいありますが、明日にします。今日も、もうお風呂に入って寝ることにします。早寝早起きが一番大事なんだから!!
こんな私を応援しようと思う方、下のバナーをクリックしてくださいね 💓