油は太らない ただし危険な油があるので注意

SHARE

油は太らない ただし危険な油があるので注意

美白の女王と呼ばれた鈴木その子さん。

30年以上前、その方が広めたダイエット法が油抜きダイエットでした。

私は長男の出産後、体重がもどらず悩んでいました。

このダイエット法をためしたところ、元の体重までもどり、以前の洋服も着れるようになったので、ずっと油は太る原因と思っていました。

stevepb / Pixabay

油抜きダイエットの危険性

この時にやったダイエットは、今から考えると身震いするくらい怖いものです。

まずは徹底した油抜き。炒め物も、なるべく油を使わなくてすむように、フライパンはテフロン加工に変えました。

そしてご飯をたくさん食べて、副菜を減らすのです。朝、昼は、ご飯でお腹いっぱいにして、おかずはなるべく食べないようにしました。お味噌汁とか、焼き魚とか、なるべく油を使わない料理をごく少量です。

夕飯では、タンパク質もとりました。でも油を使った料理を極力しないようにしました。

このダイエット法で出産前の体重に戻りました。洋服も出産以前のものが着られるようになりました。当時はこれが最先端の考え方でした。

今から考えると、危険なことがいっぱいです。今、私がしている糖質制限と真逆なことをしています。

今、考えられる危険性は、

・ 糖質のとりすぎ。白い精製したごはんをとりすぎている。
・ テフロン加工のフライパンを推奨している。現在ではテフロン加工は危険だといわれています。
・ 食物繊維が不足しがち
・ タンパク質が不足しがち

などです。

でも、このころから食品添加物の悪影響にふれていて、その点では素晴らしい考え方の人だったのだと感心します。

joshuemd / Pixabay

油には悪い油と良い油とがある

・悪い油

トランス脂肪酸
マーガリンやショートニング、ファットスプレッドは「トランス脂肪酸」と呼ばれる人工的に作り出された油です。体内に入り込むと、脳や神経や血管の細胞膜がニセの脂におきかわり、がんをはじめ、うつ、認知症、動脈硬化、肺炎、脳卒中など、さまざまな病気を引き起こすとされています。

アメリカなどではマーガリンが禁止されました。日本ではまだ平気で売られています。

オメガ6 のサラダ油
サラダ油という名前は日本独特のものです。サラダが一般的に食べられるようになった大正時代にサラダにかけても濁らない油として開発されました。

現在は日本農林規格(JAS)によって9種類の油が採用されています。菜種、紅花、ひまわり、とうもろこし、大豆、米、綿花、グレープシード、ごま、です。

サラダ油は、最近の研究で、認知症、うつ病、花粉症、アトピー性皮膚炎、ガン、などを発症するリスクがあるのではないかと言われるようになったのです。

問題の1つ目は、サラダ油は抽出油であると言うことです。これは、植物から油を絞る段階で「ヘキサン」と言う揮発油と一緒にミキサーにかけた上で、高温にして油分を抽出します。さらに、ミネラル、ビタミン、ポリフェノールなどを排除して、腐敗しない精製度の高い、長期保存できる油に作り変えられるのです。

この方法で作られた油は決して腐る事はありませんが、人体に良いものは残っていません。また高温で抽出することで、トランス脂肪酸に変容していることもあります。

この油で揚げ物して、熱が加わって酸化すると、老化を促す「過酸化脂質」に変容します。これを何度も使い回していたのですが、まさに病気の根源でした。

問題の二つ目は、サラダ油がオメガ6の不飽和脂肪酸であるということです。オメガ6が持つ炎症作用は、アレルギーや糖尿病やがんを、凝固作用は心筋梗塞を引き起こす、とされています。

サラダ油 という聞こえの良い名前とは裏腹に、あまりにも悪い働きをしていたのですね。植物油のマーガリンはヘルシーだと言われた時代もありました。人間の手で無理やり作られたものは自然にはかなわないばかりか害になることさえあるのですね。

・よい油

オメガ3

オメガ3には細胞を若返らせるパワーがある、と言われています。
なぜいい油が必要なのでしょう?
「油は体の大切な構成成分。脳の7割は脂質でできています。60兆個もある人の細胞膜も、コレステロールという脂肪です。明日の体は今日食べたもので作られますから、いい油をとらなければいけない」
と乳腺外科医の南雲吉則先生は言っています。

オメガ3を含む油には、
えごま油、亜麻仁油のように寒い地方の植物から採れた油や、青魚の油など。
温度が下がっても固まらない油です。火を通さずに生で食べること。

「オメガ3にはα-リノレン酸が含まれ、体内でEPA(エイコサペンタエン酸)に変わります。これに抗凝固作用と抗炎症作用があるんです。つまり血液がさらさらになり硬くなった血管壁がしなやかになり、さらには傷ついた細胞がすみやかに生まれ変わるということ」

「他にも大きな3つの力があります。α-リノレン酸は体内でDHA(ドコサヘキサエン酸)にも変わりますが、これは動物界における精液や脳、目の網膜を作る成分。男性の精力アップ、子どもの学力アップやうつ病予防、高齢者の認知症予防、視力アップにつながります。牛や馬はとうもろこしや大豆の絞りカスでできた飼料より、オメガ3たっぷりの牧草を食べたがります。生きるために、それが必要だということを知っているんですよ。アメリカでは、オメガ3をとった子どもとそうでない子どもの学力に、5倍の差が出たという調査結果もあります」
と南雲吉則先生が説明しています。

オメガ9

「暖かい地方の植物や恒温動物の油を。例えば常夏の熱帯地方で採れる、最近人気のココナッツオイルやラードなどです。室温に戻すと固まるので飽和脂肪酸といいます。暖かい環境で採れたものですから、オメガ3とは逆に熱を加えても酸化しにくい。炒めものや揚げものをするときにいいでしょう」

これに属する油は、オリーブオイル、ココナッツオイル、ラードなどです。

サラダ油・市販のドレッシングは棄てなさい

南雲先生の警告です。

「もったいないから、自分は良い油を使って、これは主人に使っちゃえ! なんて思ったらダメですよ。今すぐに捨ててくださいね。」
とのお言葉。

あれ! 私の心の中を見透かされた(笑)

こんな私を応援しようと思う方、下のバナーをクリックしてくださいね 💓


ブログランキング・にほんブログ村へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA