乳がんになり、左の乳房を全摘したのが3月14日。
そして、病理検査の結果を受けて、抗がん剤治療を受けることに決めました。
抗がん剤を開始したのは5月7日。それから2か月以上たちました。
今までの副作用
抗がん剤を始めた当初は、思ったより副作用が軽いわ~~~と楽勝モードでした。
でも2回目の抗がん剤のあと、白血球が減らないようにする「ジーラスタ」という注射をするようになって、副作用が増しました。
ジーラスタを注射すると、とにかく腰が痛い。腰ではなくて正確には骨髄です。痛いというよりは、痛いようなだるさという感じです。
加えて、もともとの抗がん剤の副作用のむかむかがあります。ご飯も、いつもより量が食べられません。それでも私は、まだ嘔吐したり、まったく食べられないということがないだけマシ。中には、まったく食べられなくなって、体力を落としてしまう人もいるらしいです。
今の副作用の状況
そして、6月25日に3回目の抗がん剤の点滴を受け、27日にジーラスタを注射。副作用は、ますます増してきました。
外来の看護師さんも言っていたけど、抗がん剤の回を重ねるごとに副作用は増していくそうです。私も例外ではなく、ちょっとずつ副作用が増してきました。
まずはだるい。言葉で説明するのはむずかしいけど、とにかくだるい。
起きて歩けないほどではないのだけれど、頭に血が上ってこない感じで何も考えられず、何もする気力が湧いてきません。
最低限のごはんの支度だけはかろうじてやり、あとはベッドで横になっていました。そんな日が増えました。
大雑把に言って、抗がん剤を点滴した週はむかむかする日が多い。2週目はだるくてだるくてしょうがない。3週目に入ってだいぶ副作用がなくなったと思ったころ、次の点滴の日が来るというサイクルです。
それに加え、今回は目が乾く! ドライアイというものになったことはないけど、たぶんこんな症状なのではないかな? 目が乾いた感じで、しょっちゅう目薬をさしています。目薬をつけてもつけてもあんまり改善しません。
それから、指先とか、足とか、気がつくと切れています!
紙の端ですっ~と切れることがあるでしょう? そんな傷が数か所。自分ではいつ切ったか覚えていないので、たぶん副作用ではないかな、と思ったわけです。
脱毛の状況
それから、もっとも大きな副作用の脱毛についてです。
頭髪は9割方抜けたときに、自分でバリカンで刈って坊主にしました。6㎜で刈り上げたのですが、その毛が全部ぬけてきたかというとそうでもなくて、まだ抜けずに残っています。しかも、白髪だけが残っています。
眉毛やまつげは、全部ぬける人もいるし、薄くなる程度の人もいると聞いています。今の私は後者で、まだ眉毛もまつげも残っています。少し薄くなったかな?
来週、抗がん剤の4回目をしたら抜けてくるのでしょうか? 答えは誰にもわからず! やってみるしかありません。
体調が悪いと気分が落ち込みやすい
そして体調が悪いと、些細なことが気にかかります。普段ならどうでもいいことが心にひっかかります。
とてもおこりぽくなったり、すぐに悲しくなったりします。主人が近くにいたら当たり散らすところですが、主人にとって幸いなことに、千葉県の自宅で単身赴任中(笑)
息子は、時々「つらい時には、アスパラ手伝わなくていいからね。無理しないで。」と言ってくれるけど、ばあちゃんに至っては、ただの一度も「しんどい時には、ご飯はつくらなくてもいいよ。代わって何か作るよ。」とは言ってくれなかった!
なので、どんなにしんどい日もご飯だけは用意しました(泣) 年老いた母には「つらい。苦しい。」とは言えなかったから、そんなにたいしたことはないと思っているのか? もう半分ボケた頭では、そこまで推測できないのか? 私ががんだということまで忘れているのではないか? 子供と同じように自分のことしか考えられないようです。
自室で「もう少しいたわってくれたっていいじゃない、くそババァ、早く死んじゃえ!!」と心の中で叫びます(爆)
冷静になると、あと20年もしたら私もあんなふうに人の心も推測できなくなり、自分中心になり、まわりの状況も理解できなくなるのか・・・・・と暗澹たる気持ちになります。あれが年老いるということなのですね(涙)
身の回りをこぎれいに
生老病死はこの世に生れて来たら避けられない定め。最後によぼよぼになって迷惑をかけるだけなら、ぽっくりと若いうちに死んだ方がしあわせなのかもしれないと考えたりします。巣鴨の刺抜き地蔵にお参りしてきます(笑)
いずれにしても、倒れたときにゴミ屋敷だったなんてことがないように、必要最低限の持ち物しか持たないほうがいいわ。
今日はバッグとバッグの中身を断捨離しました。
長生きするのなら、最後まで自分の足でトイレに行けて、自分の手でごはんが食べられるように! 体と脳みそを鍛えなくては。長生きするのも大変(笑)
最後の抗がん剤は7月17日 あともう少しの辛抱
4回目、最後の抗がん剤の予定は7月17日(火)です。
副作用はまたしんどいでしょうが、これで最後と思えばたえられそうな気がします。バルセロナ旅行のことなど考えて乗り切ります。
あとは体力が戻ってくるのを気長に待つのみです。