脈拍を指で計ったのは昔の話

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脈拍を指で計ったのは昔の話

左乳がん全摘のオペ後に気がついた。

そういえば、昔、股関節のオペの時には、看護婦さんが部屋に回ってきたとき、熱を計って、血圧を計って、脈拍を計るために手首に指を3本あててくれたよね? 今回、そんなことはしなかった。

脈拍は指にはめる機械ではかる

今は、脈拍を計るために手首になんて触らない。指にはめる機械で脈拍を計るのだ。

Engin_Akyurt / Pixabay

美人の看護婦さんが来てくれて、手首に触れてもらえるのを心待ちにしていた男性患者のみなさん、お気の毒に(笑) 唯一の入院中の楽しみだったのにね!

看護師は近い将来いなくなる?

そして、この脈拍計の話をしたら、40歳前後の看護婦さんが

「近い将来、看護婦なんていなくなりますよ。みんなロボット、AIがやるようになります。私たちより下の看護婦さんなんていなくなると思います。」

と話してました。

「動けない患者さんを運ぶのはロボットになるだろうし、手術なんて外科医よりロボットの方が正確になるかもしれない。」とも言っていました。

私はまだロボットに看護された経験はないけど、やっぱり人間に話しかけてもらいたいし、人間の暖かさを感じたい気がします。

でも人口減少、労働力不足に直面する日本、ある程度ロボット化するのは時間の問題ですね。

これじゃ、ベッドに縛り付けられてるのと同じ

オペから目覚めたら、両手がまったく使えませんでした。

左手は、左乳房を切除したし、センチネルリンパ節生検をしたので、痛くて動かせない。

そして右手は、点滴、血圧計、この脈拍を計る機械が取り付けられていて、まったく両手が使えません。ナースコールはどこなのか手探りしようにも手が動かせない。口には酸素マスク。体中に心電図を計るための電極をはられ、そして尿道カテーテル。ずっと仰向けで背中は痛い。寝返りも打てない。熱で暑くて汗だく。ノドはかわくし、唇は荒れる!!

オペ後の一晩は、本当につらい(涙)

私は、一晩こらえれば朝にはこの苦しさから解放されるってわかっていたから何とか耐えられた。

でも、もしこれが末期で、なおる見込みがないのにこうして点滴やいろいろなモニターでしばりつけられているのなら、もう死なせてくれって思うだろうな・・・・・

息子たちには、延命治療はやめて自然に逝かせて! と言っておかねば。

ばあちゃんは、やっぱりぜんぜんわかっていない

ばあちゃん、いつもの腰が痛いというので、鍼灸院に連れて行くから予約の電話しておくように行ったのだけれど、電話してませんでした。

「もう少し、逸子がおちついたら連れて行ってもらう。」というので、

「私は落ち着かない可能性があるよ。病理検査の結果次第で、放射線をあてることになったら、毎日病院通いだよ。これから治療が始まるんだからね。」と、今日も念をおしておいた。

どうもやっぱりわかってない。オペの傷が直ればそれで完治と思っているようだ。理解できていないんだな。

それもしょうがない。だってこの前なんて、入れ歯を入れ忘れて出かけてた。

2つのことが同時にできず、台所でお湯を沸かしていると、洗濯機に水をだしっぱなし。ちなみに、昔の2層式の洗濯機です!! 全自動にすると、お年寄りは操作を覚えられず洗濯ができなくなることがあると聞いたので変えていない(涙)

半分ぼけているのに、難しい乳がんの治療のことを説明しても、わかれというほうがむずかしいのだ。

最近、仏壇でお願いすることの一番目、

「ばあちゃんより早く私を迎えに来ないでね、ご先祖様!!」 です。

がんの特効薬、そして認知症の特効薬も、AIより早く開発してほしいものです。


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