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シニアに似合う服はどこで売っているの?

ファッション誌を見るのは若いころから大好きでした。

今でも好きで、たまに立ち読みしてしまいます(笑)

シニアに似合う服はどこで売っているの?

MichaelGaida / Pixabay

ファッション誌よ、さようなら!

non-noから始まり、STORY 、SPUR、GINZA、 FIGARO 、HERZ  ほか数えきれないほど、たくさんのファッション誌を見てきました。

ニットデザインをしていたころは、装苑、ファッションニュース、モードエモードなんかも見ていました。何日にどの雑誌が出るのか、ちゃんと覚えていました。

それに加え、今回のパリコレではあのブランドのあの洋服が話題だったとか、今年はこれが来る、なんてことも把握していました。

それを見て私はおしゃれになれたか?

答えは  NO!     

ぜんぜんおしゃれになれなかった(泣)

なぜおしゃれになれなかったのか?

一番の理由は私のセンスが悪いからだけど、それでけではありません。

ファッション誌にのっている洋服は、高くて買えなかったから!

そして、ファッション誌の洋服を買えたとしても、着ていくところがないから ( ;∀;)

要するに、ファッション誌は私のニーズに合った洋服を提案してくれていませんでした。

洋服のサイズが合わない

そのうえ身長が144㎝の私。しかし太さはMサイズ以上。手足が極端に短い(泣)

スカートもパンツも、いつもすそを10㎝以上つめなければいけないのです。そうするとシルエットがどこか変わってしまいまいます。コートやワンピースも、ウエストの位置が合わない。

既製服はどこかお直しが必要なのです。オーダーすればいいのだろうけど、普段着をオーダするようなお金を持っていません(泣)

なので、あまりサイズを気にしなくてもよいスエット系とか、スモック風とかになってしまうのです。

シニアになってさらに困る!

それでも若かった時には、洋服の種類も豊富だし、あちこち探しまわる体力も気力もありました。

年齢とともに、何を着ていいのかますますわからなくなりました。

若い子向きの洋服の次には、いきなり巣鴨のおばあちゃんファッションになってしまうのです。アラフィフから60代の私たちが着る服は、いったいどこへ行ったらあるの?

コンサバな、スーツとかジャケットとかコートとか、お金を出せばそれなりに探せるかもしれません。だけど、そんなの着ていくところがないっちゅーの!!

ネットでシニア向けのおしゃれなブランド と検索すると、

コシノヒロコ
ヨーガンレール
ラルフローレン
マーガレットハウエル
ヨシエイナバ
バーバリー

なんかが出てきます。

高い! 着ていくところがない!

普段着にこんなお値段の洋服を着れる人は、いったい何%いるのでしょう?  世の中2%の金持ちと98%の庶民で成り立っています。

最近はそんなわけでファッション誌を見なくなってしまいました。

たまに見るのはこんな感じの本です。

見栄をすて等身大に!

結局、庶民が求めているものは、

毎日着るものを、自分が買える値段で買いたい。

なのです。

ファッション誌よ、早くこのことに気がつかないと、どんどん読者が減るよ! 事実、私は買わなくなりました。

人気のファッションブロガーは、等身大とか、プチプラコーディネートとか、自分の暮らしにあったファッションを紹介しているもんね。

結局ユニクロ中心にアレンジ

以上のようなやむをえない理由で、気がつけば、ユニクロとか、ZARAとか、そういうプチプラで普段着が構成されることになってしまいます。

ベーシックな形で、着回しがきくもので、あんまりコーディネイトが難しくないもの。そんなものばかりが残りました。

話はちょっとそれますが、ユニクロって何がすごいかというと、ターゲットを絞っていないこと。若い女の子も男性も、ばあちゃんもじいちゃんも、お子様も、ぜ~~~んぶがターゲット。おうちの周りで着るカジュアルっていうところだけが明確です。つまり、ターゲットは人間全員。なので売れ続けているのです!

スパイスはファッション小物

同じユニクロのコーディネイトでもおしゃれに見えるコツは?

アクセサリーとかマフラー、帽子、バッグ、靴などのファッション小物をどう合わせるかが重要ということがわかってきました。

アクセサリーも、ニットデザイナー時代の仕事用のものが山ほど残っていました。

ポイントは、軽くて、大振りで、カラフルなものにすること。

だいぶ整理して、使いやすいようにリメイクしたりしました。

さらに困っている野良着

雪がとければ、秋までずっと実家の森川農園の手伝いをします。

この時に着る野良着が、本当になくてこまっています。

売っているんだけど、どれも気にいらないの!

おしゃれな野良着はない。どこでも売ってない(泣)

最近話題の農業女子は、ジーンズのつなぎなどを着ていたりするのですが私はダメ。格好ではなくてトイレに行きにくいから。

年齢とともにトイレが近くなっているので、つなぎのようにいちいち脱がないと用をたせないものでは効率が悪いのです。

ジャージーだと布が荒くて、土が入ってきてしまいます。コットンパンツだとしゃがんだりするのにきついし、背中がでてしまうのです。

昔の人がはいていたもんぺが最強。軽くて涼しくて、布目がつまっていて土が入りにくい。

昔の人の知恵はすごいです!!

そんなわけで、自分にあう野良着を開発したいものだと野望をいだいていてます(笑)

Free-Photos / Pixabay

何歳になっても、おしゃれしたいです。

くすんだ婆さんより明るい婆さんになりたいです。

クローゼットや部屋の断捨離しつつ、自分らしいものを見つけていきます。

それにグレーヘアーにしたので、それに似合うように工夫していきます。

 


ITSUKO: 高齢の母のため秋田県大仙市の実家に移住。元ニットデザイナー。NHKのすてきにハンドメイドに出たり、手芸本に作品を提供していました。実家の森川農園の手伝いもしています。森川農園ではアスパラガス・ダリア・野菜・米をなどを栽培しています。2018年乳がん発症闘病中。両足人工股関節。 カザフスタンの歌手 ディマシュ クダイベルゲン dimash のファンです。 農家めし雪国の自然農のブログも書いています。 コロナウイルスをきっかけに世界情勢に目覚めました。日本大好き。美しい日本を守りたい。参政党を応援しています。 くわしいプロフィールはこちらです。 トップはこちら