ローマの交通事情 ローマパス と メトロバスローマ

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ローマの交通事情 ローマパス と メトロバスローマ

2017年12月、ローマへ夫婦二人旅(ふたりとも60代前半)をしてきました。

ローマの大まかな感想
ローマのタクシー事情
ローマの噴水について
ローマのクリスマスの飾りについて
ローマの道路事情と街並み
ローマの市場で見た冬のイタリア野菜

本日は、ローマの交通事情 について書きます。

ローマ旧市内はそれほど広くはない

まずは最初に、ローマの旧市内はそれほど広くはありません。

観光客が主に訪れる場所、スペイン広場、トレヴィの泉、ナボナ広場、ポポロ広場、パンテオン、コロッセオ、真実の口、ヴァチカン、ボルゲーゼ美術館など、5キロ四方に収まります。

健脚なら、毎日歩いて観光するのが一番楽しい! 小路や階段や街並み自体が美しく、いたるところにある噴水や彫刻が楽しめます。

でも時間が限られていたり、日ごろ運動不足だったり、方向音痴だったりしたら(笑)交通機関を利用するのもいいと思います。

私たちは、フィウミチーノ空港の行き返りだけタクシーで、あとは徒歩と、バス・地下鉄・トラム(路面電車)を利用しました。

ガイドブックには、ローマは治安が悪いので、公共の交通機関でもスリやひったくりや置き引きに注意するように! としつこく書かれていました。12月下旬で観光客が少なく、ローマの街中がすいていたせいか、一度もそんな怖い目にあいませんでした。

ただ、バッグは斜め掛けでひったくられないもの。すべてのバッグのポケットはファスナー付き。いつも体の前に持つようにして手をかけていました。

お財布はすられるから入れないで、小銭をバッグのポケットに直接入れました。クレジットカードを2枚、入れる場所を分けて持ち歩きました。それもファスナーのポケットの中に、さらにファスナーがあるポケットに入れてました。

ジュゼッペ・マッツィーニ記念碑

ローマに2日以上滞在するなら迷わずローマパス か メトロバスローマ を

ローマ市内をたくさん観光する人には、このローマパスかメトロバスローマがおすすめです。

ガイドブックには ローマパス Roma Pass  の事しかのっていませんでした。ローマパスは2日用と3日用があって、バス・地下鉄・トラム・ローカル線が乗り放題で、対象の美術館・遺跡の入場料が無料か割引などの特典がついています。

私たちが買ったのは メトロバスローマ Metrebus roma の CIS という1週間券です。買ったのは地下鉄オッタビアーノ駅の自動券売機でした。

ここでご注意! 自動販売機はちゃんとお釣りが出てこない時があるので小銭を用意していてください。両替の時、大きな額のお札ではなく、少額のお札をたくさん用意しておくことをおすすめします。

レストランでも「お釣りがない。お金を細かくしてくる。」と言われ待たされた事もありました。トイレはほとんど有料なので小銭が必要でした。クレジットカードが使える所は全部クレジットカードですませましたが、どうしても小銭が必要な場面が何度もありました。

私は、これがローマパスだとずっと思っていました。こちらはローマパスとはちがって、公共交通機関だけが乗り放題です。美術館・遺跡の入場料が無料などの特典はついていません。

この違いがわかったのは、観光5日目の最終日。コロッセオに入場しようと思って「たしかローマパスが使えるはずだ!」と気がつきました。そして入場料を払う時に見せたら「これは使えません。公共交通機関だけが乗り放題の券です。」みたいに言われておかしいな??? と思いました。

このあと、ローマパスと、メトロバスローマがあるんだとわかりました。最終日にしてやっと! 遅いっちゅうの(笑)

でも、私たちはバス・地下鉄・トラムにのり倒し、十分に観光しました!! トラムなんて終点まで行って、運転手さんが「終点だよ!」と言ってきたのに「 サイトシーイング 」と言って、帰りものって市内観光しました 💖

バスも地下鉄も、本当に一日に何度ものりました。どこへ行くかわからなくても、終点まで行ってもそんなに遠くない。追加料金なし。乗り換えても無料。本当にこのメトロバスローマはお得です。

では、このローマパス と メトロバスローマ について、もう少し解説します。私のように知らないで損することのないように!

ローマパス Roma Pass 

美術館好きなら絶対にこのローマパスを選ぶべき! 芸術を愛する人の強い味方です。
でも、この公式サイトはイタリア語と英語(涙)

ローマパスの種類

・ ローマパス48時間 市内交通乗り放題48時間 美術館無料1か所 €28
・ ローマパス3日間 市内交通乗り放題3日間 美術館無料2か所 €36

ただの割引だけじゃなく、48時間用なら最初の1施設、3日間用なら最初の2施設が無料。無料の施設以降は割引となります。

ローマパスが買える所

ローマパスは、
・テルミニ駅24番フォーム中ほどの観光案内所 (けっこうわかりにくい場所です)キヨスク タバッキ(タバコ屋)
・フィウミチーノ空港 ターミナル3 国際線到着ゲート 荷物受け取り所ちかくの観光案内所
・ローマパスが使える施設
・観光案内所
などで売っています。

でも、旅行にいく前に買ったほうが安心です!
こちらのサイトなら手軽に買うことができます。
予約して情報をスマホに記録するだけのEチケットなので、印刷する必要がありません。しかも日本語なので、ちゃんと意味がわかります(笑)

この会社は「楽天グループ」のVoyagin という会社なので安心です。

現地に到着してからでも大丈夫。当日でも買えます! そしてローマパスの公式ホームページで買うよりも安い。ここが絶対におすすめです。

ローマパスの最大の利点

コロッセオはローマ最大の人気スポットだけに、チケットを購入するのに長時間並ばなければなりません。ローマパスを持っていればその列に並ばずに入れます。

私たちが行った時にはすいていたのでそれほど並びませんでしたが、シーズンになると長蛇の列だとか!  この時間のロスはもったいないですよね。

ローマパスの無料・割引対象の場所

旧アッピア街道
旧アッピア街道-カラカッラ浴場
旧アッピア街道ークインティリ荘
コロッセオ&パラティーノ
ボルゲーゼ美術館
バルベリーニ宮
国立コルシーニ宮美術館
国立近現代美術館
スパーダ宮絵画館
ローマ現代美術館
トライアヌス帝のフォロと市場
カピトリーニ美術館
モンテマルティーニ美術館
バッラッコ美術館
カルロ・ビロッティ美術館
アラ・パキス博物館
古代ローマ博物館
城壁博物館
ローマ博物館
ローマ博物館イン・トラステーヴェレ
ヴィッラ・トルロニア美術館―チヴェッティ館
ヴィッラ・トルロニア美術館―ノービレ館
ナポレオン博物館
国立東洋美術博物館
国立楽器博物館
国立中世初期博物館
国立庶民芸術・伝統博物館
国立サンタンジェロ博物館
国立ヴェネツイア宮博物館
国立ヴィッラ・ジュリア・エトルスコ博物館
国立先史・民族博物館”ルイジ・ピゴリーニ
国立ローマ博物館
国立ローマ博物館アルテンプス宮
国立ローマ博物館マッシモ宮
国立ローマ博物館
ピエトロ・カノニカ美術館
プラネタリウム・天文学博物館
オスティア・アンティーカ遺跡

バチカン美術館は、ローマパスの対象外です。それから最初の2か所が無料です。
無料にしたいところに最初と2番目にいかねばなりません。

ローマパスのおまけ

ローマの地図・ローマパスガイド(イタリア語と英語です) こちらからダウンロードできます。
携帯アプリ ローマ・エ
他に、イータリー・レンタルバイク・観光ツアーの割引など も利用できるそうです。

メトロバスローマ metrebus roma

こちらは、美術館の無料や割引はなし。バス・地下鉄・トラムが乗り放題です。いちいちチケットを買う必要がなくそれぞれの乗り物がこれ1枚で乗れるので便利でした。美術館にさほど興味がなければ、こちらが格安です。

メトロバスローマの種類

・ BIT(€1.5)100分間乗り放題 地下鉄は改札を1回しか通過できません 。乗り換えは100分内であればOK
・ ROME 24H(€7)24時間有効です
・ ROME 48H(€12.5)48時間有効です
・ ROME 72H(€18)72時間有効
・ CIS(€24)7日間。時間ではなく七日目の24時までなので注意

私たちは、このCISを買いました。

メトロバスローマが買える所

トラムの車内、街中のタバコ屋(Tabacchi タバッキ)、キオスク、各地下鉄駅の切符自販機など。私たちは、ローマ観光の初日、オッタビアーノという地下鉄の切符自販機で買いました。

下調べして行ったつもりだったけど、ぜんぜんわかっていなかったことも多かった。コロッセオはインターネットでチケットが予約できて少し安くなるそうです。ローマパスを買わないのなら予約していけばよかった。でも行くかどうかも決めていなかったからなぁ~~~

ローマは本当に見る所が多くて、5日間滞在したくらいでは、ぜんぜん足りません。

今回なんて時間がないってわかっていたから、絵画は見ないって決めて行きましたもん。オペラも聞きたいなぁ。

トレヴィの泉にコインを投げて来たから、また行けるはず!!


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