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ローマ 観光の大まかな感想 2017年12月

2017年12月、ローマへ夫婦二人旅(ふたりとも60代前半)をしてきました。

ローマのタクシー事情についてはこちらに書きました。

今日は、ローマの大まかな感想を書きます。

ヨーロッパの旅は初めてで、往復の機内泊を入れて1週間。ローマ市内の観光は実質5日でした。

イタリアと日本の時差は8時間です。羽田からミュンヘン、乗り継ぎしてローマへとルフトハンザ航空で行ってきました。

ローマの治安

出発前に、どこのガイドブックやブログを見ても、治安が悪いので注意と書いてありました。でも、今回はぜんぜんそんなことはありませんでした。

まずは、シーズンが年末のクリスマス直前だったこともあり、観光客自体が少なかったということがあります。観光地も、地下鉄も、お店も、どこもゆったりと過ごせました。なので、スリなどができる環境になかったのだと思います。

スリにも、置き引きにも、ひったくりにもあいませんでした。タクシーも正規料金で気持ちよく乗れました。レストランでもぼったくられることなく、おいしい料理を食べられました。

市内のいたるところに警官や警備員がいました。機関銃を構えた姿などは日本ではお目にかかれません。世界中でテロが起きているので、警戒を強めているということもあるのでしょう。彼らのおかげで安全で楽しい旅がおくれて、本当にしあわせでした。

馬に乗ったお巡りさん? 騎兵隊? にも遭遇しました。着ている衣装からしてカッコよかった! ローマは石畳の細い道が多いので車が入れない路地が多いからでしょうか?

パトカーもイタリアンカラーでカッコよかったですよ。

日本出発前には、こんな情報を仕入れて用心して行きました。

・ パスポートの紛失は、在ローマの日本大使館、または在ミラノの領事館にすぐ連絡

在イタリア日本国大使館  Ambasciata del Giappone

住所:Via Quintino Sella, 60 00187 Roma
電話:06-487-991
FAX:06-487-3316
ホームページ:http://www.it.emb-japan.go.jp
(日本語)http://www.it.emb-japan.go.jp/index_j.htm

領事窓口時間:9時30分-12時45分, 14時15分-16時30分

・ クレジットカードの紛失は、すぐにクレジットカード会社に連絡

各クレジット会社の連絡先電話番号を控えていきました

・イタリアの警察にも盗難被害届を出す。旅行保険に入っていて、請求をする場合はこの被害届が必要になります。

・緊急時に使うイタリア語をチェック

「警察を呼んでください」 Chiamate la polizia! (キャマーテ ラ ポリツィーア)

「救急車を呼んでください」 Chiamate un’ambulanza! (キャマーテ ウナンブランツァ)

「病院に連れて行ってください」Mi porti all’ospedale. (ミ ポルティ アッロスペダーレ)

おかげ様で一つも使うことなく帰国できました。

ローマ観光に適した靴・服装

とにかくローマは石畳の道が多いです。坂道も多い。石畳は平らではなくでこぼこしているので、観光の時にはスニーカーや歩きやすい靴で! 私は12月ということもあり、底がペタンコのソールで歩きやすいショートブーツをはいて行きました。

ただしブーツは、空港のセキュリティチェックの時、必ず脱がないといけません。

レストラン用に黒のパンプスを持っていきましたが、1回はいただけ。ものすごいパーティにでも行かない限り、夜のレストランでもワンピースにパンプスでなくてはダメ! というところはありませんでした。

気温は、ちょうど東京と同じくらいです。12月下旬の最低気温は0度前後。最高気温はお天気だと10度を超えます。ダウンのジャンパーにニット帽と手袋という服装で日中は大丈夫でした。夜、レストランに出かける時には寒くなるのでロングのダウンコートを着て行きました。

観光4日目だけは一日中曇りで、風があって寒かったです。外を歩きまわる元気がなくなりました。トラムにのって温まりながら景色を見ようと思ったのですが、なんとトラムには暖房が入っていませんでした(泣)

石畳の上を走る観光馬車。たくさん走っていました。石畳はけっこう凸凹です。

細い道や、階段がいたるところにあり迷路のようで楽しかった。 街並みが本当に美しい!

ローマはタバコを吸う人が多い!

ローマでは、公共施設や観光地やレストラン内は禁煙です。

ところが外や道路に関しては決まりがないらしく、喫煙している人が多かった。特にくわえたばこの女性が多くてびっくりしました。おしゃれなイタリア女性がくわえたばこをしているのは、カッコいいといえばそうなのですが、日本では考えられません。

外には、いたるところに灰皿がありました。こういう光景は日本ではほとんど見かけなくなりました。

Tabacchi(タバッキ)とうお店でたばこを買うようです。ローマの街でもよく見かけました。もともとはタバコ屋という意味らしいですが、たばこを主力商品しつつ、必要な生活雑貨を取り扱っていました。飲物、食べ物、ハガキなどがありました。収入印紙の購入、公共料金の支払いなど、生活に密着した重要なサービスも取り扱っているそうです。切手もあるそう。ちょっとした便利なお店という感じですが、コンビニではないので夜は閉まっていました。

私たちはたばこは吸わないので利用はしませんでした。こじんまりしたお店がおおかったので英語は通じない確立が高そうです。

意外と小柄 ローマっ子

ミュンヘン空港から乗り継ぎをしてローマに入りました。

ミュンヘンでは空港係員さんや警備の方やお店の方も、みんな背が高かった。男性は2mもありそうな人がうじゃうじゃいたし、女性でも170cm以上ある人が大勢いました。もともとチビな私は、ガリバーが巨人の国に流れ着いたような、ちょっと情けない気持ちになりました(涙)

ところがローマに着いたら、なんと思ったより小柄な人が多い!! がぜん親近感がわきました。街を歩いても、地下鉄に乗っても「日本人と大差ない!」 と思ったのでした。

イタリアでも、北側に住んでいる人は大柄な人が多く、南に行くほど小柄な人が多いのだとか。

古代ローマの時代から交易も盛んだし、人々の交流もあったのでしょう。顔つきは白人系やらアジア系やらアフリカ系やら混血している感じです。美人が多いし、年配の方もダンディーな人が多かったです。もちろん、泊まったホテルがヴェネト通りという官庁や大使館があるエレガントな通りだったせいもあるかと思います。

観光客では中国人の若いカップルがたくさん!

5日間ローマの街を歩きまわりましたが、日本人と会ったのはほんの数人です。初日の徒歩ツァーのガイドさんも、日本人観光客が減ってしまったと言っていました。

世界を席巻しているのは中国人観光客です。今回も中国人の団体旅行の方々を数組み見かけました。どこに行っても最初に

「 Chinese ?」と聞かれました。

「 No ! 」 というと、

「 Ooo !    Japanese!」 という感じなので、やっぱり中国人観光客は多いのだと思いました。

そして特に多かったのが若い中国人のカップル。英語を話し、スマホを見て、大人向けのファストフードではないレストランンに堂々と入っていました。

本当に年齢が若そうです。留学しているのか? 新婚旅行なのか? とにかく毎日何組も会いました。あんなに若い時から、個人旅行でヨーロッパをわたり歩けるなんてすごいです。あの世代がビジネスマンとして中心になる数年後は、ますます日本より発展するのではないかと危機感を覚えました。

日本人は、最近あまり海外にあこがれなくなった人が多いという統計がこの前でていました。たしかに安全できれいな日本ですが、海外に出てみないと日本良さがわからない。井の中の蛙にならず、若い日本人は海外に出て見分を広めたり、仕事をしたりしてほしいな、と強く思いました。


ITSUKO: 高齢の母のため秋田県大仙市の実家に移住。元ニットデザイナー。NHKのすてきにハンドメイドに出たり、手芸本に作品を提供していました。実家の森川農園の手伝いもしています。森川農園ではアスパラガス・ダリア・野菜・米をなどを栽培しています。2018年乳がん発症闘病中。両足人工股関節。 カザフスタンの歌手 ディマシュ クダイベルゲン dimash のファンです。 農家めし雪国の自然農のブログも書いています。 コロナウイルスをきっかけに世界情勢に目覚めました。日本大好き。美しい日本を守りたい。参政党を応援しています。 くわしいプロフィールはこちらです。 トップはこちら