明日2020年10月16日、成長戦略会議が開かれると報道がありました。
この会議に呼ばれたメンバーの中には、
・ デービット・アトキンソン 元金融アナリスト
・ 竹中平蔵 元経済財政担当大臣
・ 三浦瑠麗 国際政治学者
がいました。
この人選を見て、菅内閣の今後は日本を悪い方向に向かわせるのではないかと不安になりました。
竹中平蔵氏 が小泉内閣のときにした事を思い出してください。
経済を市場に任せて、どんどんと競争させていく中で経済成長を目指そうというような趣旨から、さまざまな構造改革を行いました。その一つとして「労働派遣法の改正」が行われました。
労働者から見れば、働き方が広がり、企業から見れば、人件費を抑えて利益を拡大できるというwin-winな関係になるはずだったのですが、現実は真逆でした。
不況になると企業はコストカットとしてなんとか経営を維持しようとします。コストカットの犠牲となるのが派遣労働者でした。
デフレが続き、賃金は下がりました。若者は結婚もできず、子どもも作れず、人口がますます減りました。
デービット・アトキンソン氏 は、企業の生産性向上が絶対に必要であるとくり返し主張しています。
日本には中小企業が多すぎることが生産性低下の大きな要因だと言っています。そのために最低賃金を引き上げて、経営力と競争力がない中小企業を淘汰・統合すべきであると主張しています。
日本の中小企業は国の宝です。多様性があり、オンリーワンの技術を持っているところが数多くあるのです。それを一気につぶして、大企業に統合せよ! と言っているのです Σ(・□・;)
そして、インバウンドとカジノの誘致を主張しています。
私には、このふたりの考えは到底賛成できません。
この二人の考え方は、自国ファーストを掲げるトランプ大統領と正反対の考え方です。
この二人の考え方を受け入れて菅総理が政策を進めると、トランプ大統領とも対立するようになるのではないかと心配です。
この二人は、典型的なグローバリストです。
グローバリストの究極の目標は、経済の力で国境をなくし、世界を統一しようということです。
そうすれば一握りのエリートが、大部分の人間を支配して富を独占できるからです。
今の中共を見てください。共産党が世界を支配するという考えと、グローバリズムの考えは同じなのです。
中共のエリートが、中国国民から搾取し、莫大な富を得ています。
日本を愛する者が平和を達成できます。この二人の考えは、日本を愛しているとは思えません。
お金のためなら弱いものをつぶしても、国をつぶしてもいい、と言っているようにしか聞こえません。
ますます菅内閣の政策に、国民は目を光らせなくてはなりません。
参考文献