医師もがん患者に旅行を推奨 生きる目的になる

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医師もがん患者に旅行を推奨 生きる目的になる

2018年12月、シニア夫婦の私たちは、バルセロナに1週間の旅行に出かけました。

私が乳がんのオペをしてから初めての海外旅行でした。

2018年3月中旬に、左乳房の全摘手術。
5月から7月まで、抗がん剤(EC療法4クルー)
8月からホルモン療法中。ホルモン剤のアナストロゾールを5年間服用の予定です。

私の乳がんのタイプは、
・ 浸潤がん 4.5㎝ 非浸潤部と合わせて6.0㎝
・ 切除断端(手術時の切れ端) がん細胞なし
・ リンパ節転移 なし
・ 病理学的悪性度 中
・ 血管侵襲、リンパ管侵襲 なし
・ ホルモン受容体 エストロゲン受容体 あり (10~20%)
プロゲステロン受容体 なし
・ HER2 (ハーツー) なし
・ 増殖能(Ki-67) 高 (40%)

ステージⅡb ルミナルb型(HER2陰性)というタイプだと思います。思いますというのは、私が通っている病院では、ステージとタイプはあえて聞かないと教えてくれないから、自分で推測しました。

旅行の1ヵ月前になっても白血球の数値がもどらなかった

抗がん剤後、なかなか白血球数がもどらず、11月上旬の段階で2200ほどしかありませんでした。

成人の白血球数の平均値は、3300~9000とされているので、だいぶ少ないです。

主人が「体調が悪いなら旅行はキャンセルするよ。」と何度も言ってくれたのですが、私はキャンセルする気なんてさらさらなく、最初から行く気でした(笑)

白血球数が足りなくても、自分では体調が悪いとは感じていなかったからです。

もともと白血球数が多い方ではなかったし(3800くらい)旅行に行くまではまだ1ヵ月ある。それまでもう少し増えるだろう、くらいに思っていました。

なにしろ抗がん剤で辛い時にも、これが終わればバルセロナに旅行に行けるのだ ♬   という楽しみがあったのでがんばれました。

「ガンとわかったら読む本」を書いている 佐藤典宏先生 もがん患者へ旅行をすすめています。

医師も旅行を推奨 がん患者もどんどん旅行すべし

佐藤典宏先生は、がん患者さんに
「旅行に行ってもいいですか?」
と聞かれたときに、
「もちろんいいですよ。楽しんできてください!」
と答えるそうです。

それは旅行にはがん患者にとってメリットがあるからだと言います。

佐藤典宏先生が考える旅行のメリットとは

1.ストレスが減る(がんのことを忘れる)
2.食欲がでて栄養状態がよくなる
3.適度な運動になる
4.家族(あるいは友人)との絆が深まる
5.次の旅行を計画することで、生きる目的ができる

この5つを指摘しています。

まさに私の場合も生きる目的ができる、でした。バルセロナ旅行を楽しみに、つらい治療もがんばりました。

次に行けるとしたらハンガリーのブダペストに行きたいと思っています。これもまさに生きる目的!!

また旅行に行きたい。今度は違うところに行きたい。といった次の旅行の目標や計画をたてることで、生きる目的ができ、がん治療でもっとも大切な「自分で治す自己治癒力」が生まれます。
「来年も絶対に旅行に行く、だからそれまでは絶対に生きている」という強い信念が大切です。

と佐藤典宏先生も言ってます。

がん患者が旅行に行くときの注意点

Pexels / Pixabay

佐藤先生のブログから

・ ひとりでは行かない。
・ ハードな旅程(日程)は組まない。
・ 薬を忘れない(お薬手帳と保険証も)。
・ かかりつけ医(主治医)の連絡先を準備しておく。
・ 念のため旅行先の救急病院を調べておく。
・ 調子が悪いときは早めに引き返す。
・ 抗がん剤治療中の患者さんは主治医に確認する(とくに白血球(好中球)減少などの副作用がある場合)。

医師が旅行をすすめると言っても、やはりがん患者。注意点はいろいろあります。注意点を守りながら旅行しないといけないですね。

私は抗がん剤が終わって4か月半もたっていたので、それほど問題もなく行って来れました。

ほんとうに楽しかったです💖

ただし、帰ってきてから腰痛になりました。これは、いつも車の移動が多くてそれほど歩かないのに、旅行でたくさん歩いたからだと思います。それと、長時間、飛行機にのって同じような姿勢をしていたせいもあると思います。普段の運動不足がたたりました。

今後も乳がんとは共存していかなければいけない私ですが、次の楽しいことを考えて生きていきます。

規則正しい生活をして、適度な運動して、ゆるい糖質制限も続けて、なるべくなら再発や転移しないように気をつけなくちゃね。

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